NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・簡単な操作で爽快かつドハデなアクション。ただ敵を殴ってるだけで楽しい。
　更に弱→強→必殺のコンボやドリームコンボ、スーパータッグと、
　戦闘アクションの選択肢が何気にいろいろ用意されている。
・新旧さまざまなジャンプ作品からバリエーション溢れる27作品・150以上のキャラが参戦。
　これだけあれば、誰でも１作品はお気に入りの作品・キャラに出会えるだろう。
・またキャラひとつひとつの仕種にいちいち原作へのリスペクトが伺える。
　それでいて全体としての統一感を一切崩さないドット絵はもはや職人芸と呼んでいいだろう。
・ヘルプやサポートの概念も面白く、うまく使えば武器になる。
　特にサポートを交えてのコンボは某ス○ライカーシステムを思わせてよかったｗ
・Ｊ魂の減ったキャラが徐々に色を失い白黒になっていったり、
　台詞が吹き出しだったり、はたまた効果音がいちいち書き文字で表現されたりと、
　徹底して「マンガの世界」のゲーム化を意識した作りとなっている。
・更に特筆すべきは「マンガデッキ」の概念。これ思いついた奴の頭まじ撫でてやりたい。
　○まずは操作する上でのインタフェースのよさ。ワンタッチでキャラチェンジから
　　ヘルプにサポート、合体技からドリームコンボまで簡単に行えてしまう。
　　しかもそれがボタンによる操作をほとんど邪魔してないのは見事。
　○またコマを集め、戦略にあわせてデッキを組むのがすごく楽しい。
　　毎回「ここをこーやって戦うんだー」って妄想しながらデッキ組んでましたｗ
　○更に上に挙げた「マンガの世界」の構築にも一役買っている。
　　コマの枠線の中でキャラが生き生きと活躍する姿はまさにマンガそのもの。
　NDSが発売されて１年に満たない中、まさかここまでタッチパネルを
　正しくゲームらしい使い方したソフトに出会えるとは思ってもみなかった。
　開発者まじグッジョブ！

BAD/REQUEST

・何といっても一人用モード「Ｊアドベンチャー」の充実度の低さ。
　ミッションやバトルステージの内容がどこに行ってもほとんど変わらないため、
　少し進んでゆくとすぐ飽きてしまう。
・また一人用のバトルモードも微妙。CPUキャラの思考が単調なため、
　慣れると「つよい」にしてもまだ弱く感じられてしまうほど。
・つかCPUアホ杉。混乱にするといつまでも壁に向かって走り続けたり、
　暗闇やステルスにかかっただけでもう全く動こうとしなかったりする。
　サポートは拙いながらも使ってくるが、ヘルプに至っては全く使用せず。
　これじゃ対人戦前のウォームアップにすらならないだろ・・・
・あとせめて体力切れるまで延々連続して戦える、いわゆる
　サバイバルモードみたいなの入れて欲しかった。これは比較的どうでもいいか。
・キャラ間におけるパワーバランスもいまいち取れてなかったような感が。
　まぁこれだけキャラいると、少し調整するのにもすごく手間取りそうだけど。
・最大の汚点がサンジ４コマのメロリン状態。女性キャラのコマ数に応じて
　キャラの攻撃力が２倍３倍にもなるというとてつもなく強力な効果な上に、
　他の凶悪なバトルキャラにまでその状態を引き継げてしまう。
　おかげで対人戦ではほぼメロリンデッキの百花繚乱状態。これは明らかに調整ミスだろ。

COMMENT

NDSごと買ってやったんだけど、何これ？すっげぇ面白いんですが。
世の中にこんなゲームの形があるんだと、すごく感心したり。
何よりスタッフのジャンプに対する情熱がこれでもかっていう程伝わってきます。

新旧ともにバラエティに富んだ良作たちが目白押しなので、
今現在現役でジャンプにハマっている若い世代の人たちにも、
かつてジャンプの熱狂的読者であった高年齢層の人たちにも、
世代を超えて幅広く楽しんでほしい１本です。