NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・DSのタッチペンを利用した、タッチシステムはとても画期的だと思います。
触る場所や、触り方・方向などによって反応は多種多様で、PS2の時よりもキャラの内面に迫れます。
好きなキャラの頭をなでたり、頬に触れたり、さらには唇にまで…と、お楽しみが満載です。
ただし、タッチし過ぎると嫌がられますので、ほど良いところでやめておくといいでしょう（ボディタッチをする・しないは勿論選べます）。

・また、タッチシステムの影に隠れがちですが、今回メインと言っても過言ではないのが『親友システム』です。
仲の良い男の子が二人以上いる場合、あるイベントによって誰か一人が『親友』になってくれます。
『親友』の男の子は、主人公への恋心を隠しながら、恋の応援や相談役などをしてくれるのです。
随所で見られる『親友』の切ない気持ちには、好きキャラでなくとも萌え必至です！
さらにこのシステムのおかげで、EDは通常告白ED、親友告白ED、親友EDの三つに増えました。
一人のキャラのEDをコンプリートするだけでも、かなりやりこむ事ができます。

・そして、起動時のボイスが必聴です！
DSを起動した際に、キャラが挨拶をしてくれるのですが、時間帯や日付などによって、内容が違うのです。
誕生日やバレンタインデーなど、特別な日にしか聞けないボイスも…。

BAD/REQUEST

・まず、OPEDがPS2の時とはガラッと変わりました。B\'zではありません！
OPアニメーションは完全にカット、EDも可愛らしい曲ではあるものの、PS2のEDに慣れた人には違和感があるかもしれません。

・フルボイスではありません。あまり重要でない会話などは文字のみです。
どこかの雑誌に「フルボイスはそのままに」との記事が乗ったそうですが、それは残念ながら間違いです。

・「名前を呼んでくれる」という機能も、完全ではありません。
私の場合は名字・名前ともに呼んでもらえましたが、珍しい名前の場合はアダ名のような呼ばれ方をしてしまいます。
（例えば、「いちだ」という名字では「いー」「ちー」「たー」の三候補の中から、呼ばれ方を選ばなくてはなりません）
今回は名前の呼び方が変わるイベントがないため、最初から最後までこの呼び方となります。

・そして一部、タッチもデートもできない攻略キャラがいます。
今回新キャラクターとして登場している、天童壬もその一人です。
個人的にかなりの好きキャラだったので、タッチした時の反応など見てみたかったです…残念！

・また、DSを縦にしてプレイするのですが、これが左利きの方にはとてもやりづらいようです。
自分で向きを指定することができない（タッチパネルが右側に来るように固定されている）ので、左利きの方にはあまり親切でない作りになっています。

・最後に、スチルの一部に重大なバグがあるようです。
あるキャラクターのEDスチルのうち一枚が、『思い出のアルバム』で見るとひどいことに…
好きキャラでなければそんなに気にならないかもしれませんし、全てのソフトにあるバグなのかも不明ですが、私含め何件か発覚しています。

COMMENT

総評としては、とても良いゲームだと思います。
やりこみ要素に関しては、私の持っているソフトの中では一、二を争います。
また、タッチシステムや親友システムの導入により、PS2の時には好きでなかったキャラにも、激しく愛着がわいてしまいました。

ボイスや画質などの劣化は、DSでときメモ初挑戦という方には気にならないと思います。
フルボイスでないとはいえ皆さんかなり喋ってくれるので、携帯機としてはむしろ頑張っているのではないでしょうか。

そして、やりこみ要素が多いわりに、一周のプレイ時間がそれほど長くないので、飽き性の方でも大丈夫だと思います。
私はかなりの飽き性ですが、発売日（3月15日）から本日まで、楽しく続けています。
※気付かない方が多いようですが、Lボタンでスキップ出来るので、同じセリフはサクサクスキップさせるといいと思います。

PS2の時と比べて劣化したのは、OP無しであることと、音質画質くらいです。
携帯機なので起動などがとても楽ですし、通勤通学の合間にプレイされている方も多いようです。

スチルも増えていますし、新システムと新キャラクターの登場によって、充分すぎるほどに満足できるので、迷っている方はぜひ購入されてみてはいかがでしょう。