NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・タッチペン、マイクを駆使する戦闘。「始めにタッチペンありき」で作られているゲームが多い中、このゲームにはタッチペンの必然性をひしひしと感じます。戦闘に使用するバッジも使い方の異なるものがたくさんあり、戦闘が純粋に楽しい。慣れてくると上画面との同時操作も面白くなってきます。ありそうでなかったこのオリジナリティには５点をあげたい。
・音楽が良い。ラップ系（？）の音楽を私は普段聞かないため、趣味に合わないことを懸念していましたが、ジャンルを問わず良い音楽は良い、と再認識させられました。４点か５点か迷いましたが、エンディング曲が良かったので５点としておきます。
・やり込み要素が豊富。レベル上げやバッジコンプ、ノイズレポート（モンスター図鑑のようなもの）コンプ、パラメータ上げなどやり込み好きにとってはたまらない内容です。
・また、やり込みゲームにありがちな「このタイミングを逃すとこのアイテムは入手不可」といったことが原則ないため、好きなタイミングでやり込みを開始できます。
・バッジコンプにはすれ違い通信が必要なのですが、すれ違う相手がいなくてもランダムで架空の相手とすれ違うシステム。これも１人ではコンプできない仕様のゲームが多い中、１人でのやり込みを可能にしていて非常に好感が持てます。
・キャラクターの個性が魅力的。敵も味方もはっきりとした個性を持っているため、感情移入しやすい。キャラクターに愛着が湧きます。
・渋谷の再現度。私は以前渋谷には良く行っていたのですが、ゲーム内での再現度には驚きました。細かいところまでしっかり作ってあり、渋谷好きにもオススメできます。
・クリア後に出てくるストーリーも面白い。基本ギャグストーリーながらもところどころにシリアス要素が顔を出す辺り、「かまいたちの夜」の「ピンクのしおり」を思い出しました。

BAD/REQUEST

・序盤の惹きつけが弱いか。最初あまりに主人公が痛いため、感情移入できませんでした（すぐにその性格は直りますが）
・導入部で説明文が多い。複雑なシステムなので確かに説明するのは難しいだろうが、例えば上画面を使った戦闘の導入をもう少し遅らせるなどして、プレイヤーの敷居を低くする工夫があっても良かったと思う。
・人気のある某敵キャラクターですが、中学?高校レベルの数学用語を乱発するのには萎えました。キャラクターとしては好きですが。

COMMENT

いや、驚きました。雰囲気があわなそうだったので様子見して、ここの評判が良いので買ったのですが、斬新な要素てんこ盛りで、とてもハマりました。音楽も素晴らしかった。ただ、確実に人を選ぶゲームだと思います。お手軽なものを求めている方には合わないでしょう。

ストーリーは多少中学生っぽいところもありますが、爽やかな終わり方で好感が持てました。そしてまた少し渋谷が好きになりました。