NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

ゲームの操作部分はフリッパーでボールを弾いていくものだが、背景がスクロールしつつも様々な敵が襲来してくるのが特徴的。
全5ステージで各ステージの最奥部に待ち構えるボスを倒せばステーシクリアとなる。

大雑把に例えるならば「ピンボール＋シューティング」的なゲーム。今までにあまりないタイプの独自性があり、ここは普通に評価したい。
他のコンピューターゲームにおけるピンボールとほぼ同じ操作で、特別複雑な操作は必要としない。

レトロ風味でポップテイストなグラフィックはなかなかのもの。DSiウェアにしてはBGMのクオリティも及第点レベルで、場の雰囲気と合っている。

BAD/REQUEST

まずゲームそのものの面白みが薄いのが大問題。
適当感が半端ない敵等の配置加減で、ステージ全般が退屈すぎる。従来のシューティングのような「敵を破壊しまくる爽快感」というものが皆無。
各ステージはすべてボス戦までまったりとスクロールするだけ。疾走感等を表現した演出すらもない。

操作性にも問題あり。
ボールの挙動がでたらめな上にボールスピードが異様に速いので、思い通りにフリッパーの操作がし辛い。
回数制限ありのフリッパーシールド（ボールを跳ね返す）操作ができるものの、上記の件のせいでシールドを張る前にミスする場面が多発する。
幸いにもボールストックの数、及びエクシテンドの機会が多いのが救いだが、それでも常にゲームオーバーの危険が付きまとう。

ステージの締めを飾るボス敵も適当感が漂う。
ボスはすべて「事務的に動きながらて弱点を開閉してるだけ」のパターンばかり。強さは大したものではないが、ボス撃破までに無駄な時間がかかりやすい。
最終ステージはラスボス前にかつてのボス達が連続で登場するだけ。ボスラッシュといえば聞こえはいいが、そのボス戦が大して面白くない有様なので・・・。
ラスボスは時間稼ぎの極みといっても過言ではない位のしぶとさ。強くはなく、本当に「しぶとい」だけ。

2010年リリースのゲームにもかかわらず、ステージセレクトやコンティニューは非搭載。ファミコン時代の仕様を再現したつもりなのか。

COMMENT

ステージオールクリア済み。

ゲームの着眼点と外観だけは評価できるが、肝心のゲーム内容があまりにもぐだぐだすぎる。
いくら500円のDSiウェアソフトとはいえ、正直割高感を覚える出来。200円台クラスでも許せるか否かの完成度と言わざるを得ない。