NintendoDS mk2 :: ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊レビュー

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ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊レビュー

発売元	任天堂（オフィシャルサイト）
発売日	2009/04/18
価格	4,800（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	ダンジョンRPG、Wi-Fi対応

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	5pt	4pt	4pt	3pt	2pt

総合点
76pt

GOOD!

●ストーリー
先が気になって仕方ないストーリー。
ダレることなく先の展開に向けての伏線を張りながらのストーリーが非常に面白い。
ラストがよく言われがちだが、決してそこだけでなく要所要所でこちらを感動させてくる。
とある場所から帰った際の仲間たちの暖かさは個人的にはED以上にジーンときた。

●キャラクター
ギルドの仲間や町の店員たちは本家のゲームではあまり日の出を見ることがないようなポケモンが多い。
そんなポケモンたちに個性的なキャラ付けがされていて、プレイしていくうちに絶対に好きになると断言できる。
主人公たちの邪魔をする敵の探検隊も、ただのイヤミなキャラでは終わらない。

●時・闇からの変更点
・不要なアイテムのリサイクルなど、パッチールのカフェでできること全て
・全ポケモンへの専用道具の追加(いらない道具との交換も可能)
・主人公に選べるポケモンの多様化
・天候ダメージ演出の省略、セーブ時間の大幅な短縮
などなど、前作からの変更点はすべて良い方向へ進化していると言える。

●簡単すぎず難しすぎない難易度
「不思議のダンジョン」シリーズとしては非常に簡単。
しかし、そもそもの難易度が高いシリーズなので、幅広いユーザーが楽しめる難易度になっている。
シナリオクリアまでは特に苦労せずに進められる(ラスボスはかなり強い)が、クリア後の隠しダンジョンなどはレベルがカンストしていても囲まれると即死する恐れがある。
しかしこれも仲間との協力や道具をうまく使うことで切り抜けることができるので、戦略を考える楽しみもある。

●BGM
多くの方が既に書いているので深くは書かないが、やはり非常に良質。
サウンドモード、「空のジュークボックス」も備えている。

●その他
・スペシャルエピソードはどれも秀逸。シリアス多めだが、あるシナリオの公式の病気っぷりは見ていて楽しい。
・ドット絵が非常に丁寧。全てのポケモンに綺麗な顔グラフィック、立ち絵が用意されている。

BAD/REQUEST

●倉庫
同名アイテムを重複させなかったのはなぜなのか。赤青から見てこの点ははっきり劣化と言える。

●ストーリー
時闇と全く同じ。初プレイの人には問題なし。

●レベル上げ
ポケモンの名を掲げているのだからいろんなポケモンを使いたい人がいて当然。レベル上げ向きのダンジョンを用意してもよかったのでは。

●特性の両立による格差
特性が二種類あるポケモンの特性は本家ではランダムで片方が決まるが、こちらでは両方の特性を兼ね備える。
これによって強くなり過ぎなポケモン、特性の恩恵を受けられないポケモンが出てしまう。

強すぎな例：ドータクンは特性無考慮で弱点が炎、地面。二種類の特性は地面技を無効化する「浮遊」、炎技を半減する「耐熱」。つまり弱点なしになる。

弱すぎな例：ルカリオの特性は、ひるまなくなる「精神力」、ひるむと倍速状態になる「不屈の心」。実質特性が無いのと同じになる。
(一応、不屈の心はおびえ状態になっても倍速になるが、おびえ状態になる頻度が非常に低い)

おまけに主人公候補に進化前のリオルがいるうえ人気ポケモンなため、被害(？)にあった人が多い。

●パートナーのロコンが強すぎ
レベルの低いうちから相手を完全に無効化する「ふういん」を覚えるため、ボスがヌルゲーになる。
しかし、使用する技は指示できるので使うかどうかの選択はプレイヤー次第。
他にもヒノアラシの「えんまく」などもボスキラー。

COMMENT

個人的にはDSゲームで最も楽しんだゲーム。
世界観、ストーリー、キャラクターなどのあらゆる要素から見て、良いゲームだと自信を持って言える。

それだけに、BADで挙げた点が非常に残念。マグナゲート以降の次回作に期待。

欠点もだいぶ長いこと書いたが、これはかなり細かい点。
購入を迷っている人がこの長ったらしいレビューをここまで読んでくれたとしたら、私からは自信を持って「おススメ」と言いたい。

プレイ時間：100時間以上（クリア済）
はくたくさん [2013/07/23 掲載]

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