NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

前作と比べて格段にボリュームアップされています。
前作の快適で面白い要素はそのまま受け継がれ、
不便だったシステムやルールは驚くほど改良されています。
ひどかった音楽も、今作はクラシックが自由に聞けることもあり、
非の打ちどころがないです。

※詳しくは前作「きれいずきん生活」の
レビューを参照してください。

行動範囲が広くなり、階層なども複雑になりましたが、
少しずつ行動範囲を広げて、
慣れれば遠くまでお使いに行くという内容ですので、
8才以上であれば、難しくないと思います。

すべてのミニゲームで
タイムアタックもしくはハイスコアに挑戦できるようになり、
タイムアタックやハイスコア狙いに燃えました。
類似ゲームと違い、時間の概念がなく、
のんびり好きなだけ好きなことをして
自由に遊べるのがいいです。

BAD/REQUEST

会話のスキップと聞き直しがありません。

ミニゲームの説明が少々わかりにくかったです。
(何でも5回くらい繰り返せばわかりますが、
たとえば「パンづくり」では、説明通りの
「火が消えたらタッチ」ではなく、
「弱火になったらタッチ」が正解でした)

時々、どこをタッチしていいかわからなくなったり、
タッチしても無反応だったりします。
私のDSが悪いのかもしれません。

パンを作るためのオーダーシートかメモ帳を
ゲーム内に用意して欲しかったです。
注文を聞いても覚えきらないので、いちいち紙にメモしていました。
一度に覚えきる必要はないのですが、
パン作りに時間がかかるので、
一度にパンを作ってストックしておきたいのです。

COMMENT

前作の話の続きではないので、前作はやってもやらなくてもいいです。
前作は今作のチュートリアルのようなものです。
(前作も面白いですが、2,000円?3,000円相当の内容だと思います)

＜前作との違い＞
前作では、かたよったミニゲームしかできず、
食器洗いや窓拭きなどは1?3度しかできなかったのですが、
今作では好きなミニゲームを好きな時に何度でもできます。
(ゲームによっては強制的に何度もしなくてはいけません)

前作では説明不足が多く、
買い物できるアイテムの詳細や違いも
わからないままのものが多かったのですが、
今作でははっきりわかります。
前作ではゲーム内のお金が余って遊ぶ気がなくなりましたが、
今作では上手に買い物すれば、
より快適に長く遊び続けられるようになりました。

前作ではミニゲームをするたびに
数量制限のあるゴミを一つ持たされ、
それを処分するために、
たびたび自室に帰らなくてはいけなかったのですが、
今作ではどこでもゴミの処分ができるようになりました。
(ゴミの処分はミニゲームですが、
高額アイテムを使うとミニゲームをスキップできます)
これなら外出先でも遊べます。

また、セーブも前作では自室のみだったのですが、
今作では建物の外ならいつでもセーブでき、
ロードすると自動的に自室に戻るようになりました。
これは時間短縮ができて便利です。

前作では手詰まり要素は一つもなかったのですが、
今作では何度か、次に何をしていいか、
他に何かすることがあるのかなど、
迷うところがあると思います。
そういう時は、
村の真ん中にいるネズミに話しかけると教えてくれます。
ゲームを中断して再開した時などに、とても親切でいいです。
また、ゲームの進行具合は、セーブデータのイラストや、
村長や指揮台などがわかりやすく教えてくれます。

＜ネタバレ＞
ネタバレになりますが、
ミニゲームでゴミを持たされた後、
「ピカみがき」でゴミをアイテム化させるのですが、
その際にたびたび出てくる「なにかのどうぐ」というものは
何かの伏線かと期待させるのですが
実は何の道具でもなかったのが残念です。
「ガラクタ」「鉄くず」などと表記してほしかったです。

ネタバレになりますが、今作も本編は「掃除屋」ですが、
クリア後は「掃除屋」兼「宅配パン屋」になり、
「どうぶつのもり」というゲーム以上に
村のどうぶつたちと親しくなれ、
感動の家族話や仕事の話や教養のある深い話が聞けます。
大人でも胸の熱くなる、いい仕事といい友達と
見えていなかった身近な幸せに出会えるゲームです。
でも、一通り会話したら終わりで、後は何の進展もありません。

クリア後にすべてのアイテムを集め、
すべての会話を聞き出しましたが、
8,000円分くらいの価値があると思いました。
クリアまで4日、全コンプリートまで7日かかりました。