NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

はじめに私がプレイした過去シリーズは

１、２、３、ＧＢ１、ＤＳ、ＤＳ２です。

類似作とされる４はプレイしていません。

・細かな操作の改善。
倉庫の整理や壷のアイテムの処理が非常にしやすくなっています。壷の中身と足元のアイテムの交換など。今まで面倒だった操作が一瞬でできるようになっています。


・武具の成長システム
今まで隣接して敵を倒すというのは、敵に攻撃されるというリスクのみを背負っていたのですが、これにより積極的に肉弾戦を行う意義がでてきました。そして、過去の作品では攻撃力や守備力の高い装備が合成のベースとなり他の各武具の特性を付与するのが基本なっていたのですが、成長することによって各武具の特性を伸ばす事が可能になり合成ベースの選択の幅が広がりました。

例：以前ならば?（火の威力を軽減する）盾を装備しているのと、?（火の威力を軽減する効果が付与した）盾の特性は同じ性能でしたが。今作では?盾を鍛えると火の威力を軽減する性能が上昇するようになりました。しかし、鍛えた?盾を別の盾に合成しても?盾の上昇した分の性能は合成できません（従来の合成と同じ）。


・仲間キャラクター
数が多く、個性が強い上に得意な敵のタイプや陣形があるのがよくあります。
敵が群れている状態で活躍するものや、壁の中に潜む敵に攻撃できたりと能力に個性がある。


・追加ダンジョンのルール
様々なルールがありかなり楽しめると思う。スピードプレイをもとめる「旧道」。
部屋の移動の順番を考慮する「おにぎり穴」等。また、フェイの問題形式の「石像の洞窟」「爆発の岩場」等知恵をしぼる系もやり応えもあります。


・自社パロディ
秀逸です。以前からあるものとして薬草の種類として「弟切草」が作品にでていますが、爆発アイテムである「うっぷんはらしの壷」が「四二鉢」という名前になっていたりと知っている人はクスリと笑ってしまうものがあります。

・アイテム損失の救済処置
タグシステムの追加により装備品を失わなくなりました。これにより倒れた際の持ち込み可の難関ダンジョンへのやる気の損失が軽減したように思います。

・オリジナルアイテムの製作
自分でオリジナルのアイテムを作れるのはおもしろいです。

BAD/REQUEST

・夜
個人的には面白くありません。完全に運ゲーの領域です。持ち込み不可のダンジョンではどうしようもない極面が出てくる上にレベルが上がった夜のモンスターに一撃で倒される事がものすごく多いです。「たいまつ」というアイテムが無ければ周り八マスしか敵の存在を確認する事ができません。よって、一歩移動→敵の目の前→敵の攻撃→力尽きるが多発します。
せめて常時周囲２マス遠くまで敵を確認できたら理不尽さはなくなっていたと思います。

・武具成長システムのバランス
ＧＯＯＤでもあげたのですが発想自体はすばらしいのですが、バランスが取れていません。最後まで特性を伸ばしきっても能力が低いものは使い道がみつかりません。他のかたもあげておられますが「反撃の盾」等。

・オリジナルアイテムの存在
作り出したアイテムがダンジョン内で落ちているとは思いませんでした。ためしに作ったアイテムがマイナスアイテムとなってしまいそれがダンジョン内に現れるようになりました。
せめて現れるようにするかどう選択できる仕様にしてほしかったです。

・その他
１、すぎやま先生・・ェ・・・
２、エンディング後仲間にできなくなるキャラクターがいる。
３、シナリオダンジョンが非常に簡単（私はそれほどこのシリーズは上手くありませんが1度も倒れずに４回の挑戦でクリアできました）
４、タグシステムを用いずに持ち込みダンジョンをクリアした人にはボーナス点をあげてもいいきがした。
５、武具の名前もう少しかっこよくならなかったのか・・・・・・
６、保存の壷に好きな名前つけることができない。

COMMENT

「５」というナンバリングがついていますが前作を知っている必要は全くありません。
初めての人でも戸惑うところは少ないと思います。

３以来の久し振りのプレイでしたがとても面白いです。
このシリーズを通してのことなのですがやめ時が難しいです。ルール自体がシンプルかつテンポよいものなのでついついやってしまいます。
また武器成長システム、アテイム図鑑やモンスター図鑑等のサブのやりこみ要素も充実しています。よって熱中度は最高にしておきます。

難易度に関してはあくまでストーリーダンジョンについてのみです。

音楽はすぎやま先生の作品が一曲も使われていないのは遺憾でした。せめて「旅ガラスは行く」（１、２のタイトルコール）「旅立ちの前に」（従来のメニュー画面）の２曲ぐらいは使用して欲しかったです（シレンらしさが抜けているような感じがしました）。でも曲はいいです。