NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

＜マジックマスター＞
ハードカバーの３００ページ以上もある本。このゲームの要となるもので、紙質、カバーもしっかりしていて雰囲気が出ています。ゲームの世界観に浸るきっかけになるし、行き詰まったら解決にもなる攻略本的な存在です。本を使うというのはオリジナリティーがあってよかったです。

＜音楽＞
久石さんの作曲に加え、演奏が東京フィルハーモニー。正直DSでプレイするにはもったいないできです。出来るならDSiLLでプレイをお勧めします。

＜グラフィック＞
ジブリの作品だけあって、ジブリの作品で見たことがあるようなキャラ、イマージェンがたくさん出てきます。ジブリの作品が好きな方にはおすすめです。

＜やりこみ＞
イマージェンのコンプ、クエストのコンプ、合成のコンプなどやり込もうと思ったら結構やりこむ要素はあります。

BAD/REQUEST

＜ストーリー＞
対象年齢を低く設定したせいか、かなり簡単。せっかく同梱されてるマジックマスターがいかされていません。１度きりしか使わない魔法も多く、ある程度RPGをしなれている人ならマジックマスターなしでもクリアできます。正直３００ページもあるマジックマスターを子供が真剣に読むとは思えない。もっと対象年齢をあげた方がより作品を練れたはず。これは残念でなりません。年齢層を低く設定したために次に何をすればいいか、何処に進めばいいかカイドが出る、クエストでもどの形のこころを探せばいいのか分かってしまう。正直クエストは作業で終わってしまいます。

＜イマージェン＞
どちらかと言えば「かわいい」という表現があっている。お世辞にもかっこいいとは言えません。ほのぼのファンタジーが好きな方には大丈夫でしょうが、かっこいい敵キャラを求めている方にはお勧めできません。中盤から敵イマージェンを味方に引き込むことができます。しかし、捕まえる度に名前を入力しないといけない、これが面倒でした。しかも入力できるのは４文字まで。制限かかり過ぎです。気に入ったイマージェンだけあとでリネームできる仕組みでよかったはずです。

＜ネーミング＞
はっきりいってセンス悪い。というか時間がないから適当につけたって感じです。象形のイマージェンだからパオンとか。正直笑えます。もっとこった名前にすればもっと世界観を深められたのに。これも対象年齢を低く見積もりすぎた結果でしょうか。子供でも連想できるようなネーミングがかえって世界観を壊してしまっています。

＜声優＞
主人公のパートナーとなるシズクの声はとてもよかった。その他のキャラに関してはまあまあ。主人公の母親はミスキャストとしか言いようがないぐらいあっていませんでした。

COMMENT

辛口のコメントになりますが・・・・あえて

正直言ってもったいないとしか言いようがないです。ここまでしておきながら世界観をしっかり出せていない。もっとプレイヤーを絞り込む結果になってももっと難易度をあげて世界観を練り上げるべきだったと思います。大々的に宣伝し、特別コーナーが設けられていますが、RPG初心者、ジブリファン以外にはお勧めできません。難易度の高いRPGをやり込んでいるプレイヤーにはかなりぬるめ。別の意味でプレイヤーをしぼってしまっています。次回作はもっと作り上げた作品になることを期待します。