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GOOD!

砂漠化で滅亡しそうな世界で
バッドエンドや物語の袋小路を回避して、真のエンディングまで頑張るゲーム。
サウンドノベルのように選択ひとつで悲劇が起こり、国が滅ぶ。
そういう設定なので、類型的なRPGとは違って新鮮にプレイが始められる。

あえて似たゲームをあげるなら、ゴーストトリック。

・シナリオ

序盤から謎がちりばめられていて、先が気になる。
物語は派手さより重厚さ重視といったところ。
人物も、世界観に合わないようないかれたキャラはいないので雰囲気はばっちり。

・システム

セーブポイントがあれば、特定のポイント（物語の分岐点）にいつでも移動可能。
思い通りに行かなくても何度も過去からやり直せる。イベントスキップも搭載で快適。
シンボル敵を完全回避する事も出来るので、ストレスは溜まらない。
全体的にサクサクしている。

・その他

子供キャラがとっても可愛い。
物語の導き手の二人、さらにパーティメンバーの女の子。
これは万人のツボをくすぐるとみた。

BAD/REQUEST

敵が多いと殲滅に手間がかかる。
後半まで全体攻撃魔法が無いので、範囲攻撃頼り。
反面、後半は魔法が強すぎる気が・・・。

ストーリーが世界中を旅するという感じでは無いので、壮大感に欠ける。
燃えるイベントが少ない。結構イベントが粛々としている事が多い。

物語で隠された謎の核である設定の一部で、はっきりしない部分があった。
個人的にはもっと深い設定部分まで知りたかった。

COMMENT

世界うんぬんよりも、主人公にメインスポットが当たっているのが印象深い。
ひとりの男の物語が最後までしっかりと描かれている。

戦闘が楽勝だとサクサク進めていたら、大型雑魚に即全滅させられる所はアトラスらしい？
ただ、タイトルが残念な感じもあったりする。
足音に関しては、クールな男がどたどた必死なのがギャグ状態だった。なんともいえない。
快適性に関しては、まだ煮詰められたと思う。

端的に言えば良作の類。