NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

場面ごとのテキスト量のバランスが非常に良かったと思います。
アドベンチャーゲームでは、
説明や雑談などに多くテキスト量を割いてしまうと、テンポが悪くなりますし、
かといって、そこらへんの描写が少なすぎると、話が味気なくなってしもうもので、
過去にその点に不満を感じるゲームがあった中、
このゲームはそこのバランスが丁度良かったです。

ストーリーは序盤は話が中々進まず退屈でしたけど、
中盤以降は先が気になる構成で、どんどん進めていけました。

またキャラクターに関しては、見た目の印象が強烈な人物が多く、
それらのキャラが良く動くこともあって、
見ていて楽しめました。

BAD/REQUEST

アドベンチャー部分は楽しめたのですが、
アクションというかパズル部分にあたる、トリツク＆アヤツルパートに問題ありかと。

理由としては、
このパート、基本的にやってみなきゃわからない事が大半なので
推理、思考するといった要素がほぼなく、
さらにルートが一本道なこともあって、作業感は高かったです。
要はこのパート、ゲームとして面白いとは言いがたいものだったんですね。

その上、このパート結構手間がかかることもあって、
ゲーム全体のテンポも落としているように感じました。


後は上にも少し書きましたが、
序盤はストーリーが進まないのと、トリツクパートが多めなこともあって、
序盤はかなり退屈に感じることがあるかもしれません。
個人的には最初から主人公の持つ能力があまりに都合よすぎな事も
序盤の印象を下げていました。

COMMENT

序盤はいまひとつですが、中盤からは盛り上がってくるので
序盤でつまらなく思っても、少し我慢してプレイしてみるのが良いかと。

パズル部分に当るトリツクパートは、正直大して面白くなかったので、
そこらにはあまり期待せずに、
ミステリー系のアドベンチャーゲームとして見ておくのが良いかと思います。
無茶な設定も多いので、リアリティ重視の方は不満に思う点が多くなるかも知れませんが、
それでもアドベンチャーゲームが好きな人はやって損はない完成度に仕上がってると思います。

ちなみに製作者の同じ逆転裁判とはだいぶ雰囲気は違います。
ですがこれに関しても、逆転裁判が好きだった方なら十分に楽しめると思います。
会話のノリなど逆転裁判と似ている部分もありますしね。