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GOOD!

・三国志のクイズゲームとして見ると
魏・呉・蜀の三国の歴史を侵攻型シミュレーション形式とクイズ（侵攻・防衛はクイズで行い、クイズに正解すると敵軍の兵士を倒せ（クイズに誤答すると自軍の兵士が減る）、敵軍の兵士が0になれば勝利、自軍の兵士が0になればゲームオーバー。兵糧がタイムゲージで0になったら退却した扱いになるので注意）で行うため、ある程度三国志を知っている人なら歴史上有名な戦いをクイズを通じて追っていけるので楽しめるかと。
武将の組み合わせで「作戦」を使う事ができ、それによりクイズに有利になる（例えば間違えても2回まで兵が減らない、問題解答が楽になるが士気（必殺技発動の速度に影響）が下がるなどの効果がある。ただし1度その戦いで使った武将は次の戦いでは使えず、その次の戦いから再び使える）などの効果もあるのでクイズの苦手な方はそれを使うのも良いかと。一度出題されたクイズは後で解答も参照できるのも好印象で暗記もしやすいのだし。

BAD/REQUEST

・シミュレーションとして見ると
当たり前だが侵攻していかないといつまでも敵は倒せないシステムのため、徴兵・兵糧獲得・練兵など内政はおざなりにしても構わないバランス（あくまで三国志をよく理解しており、誤答率が低い事が条件。誤答率の高い人なら徴兵で兵力を補充するため1ターン消費する事も多いだろうが）になっていたのはまだしも、大軍を率いる事が多くなる後半になると大軍ゆえに兵糧の減りが早くなる（タイムゲージが0で退却扱いというルールは前述したが）ため、勢いに乗って忘れてしまい、侵攻を1ターンストップして兵糧獲得をしなければいけなくなるのはテンポを阻害してたように感じた。
また練兵（兵士を訓練して士気を上げる）も、士気が上がっても必殺技の発動速度が早くなり、結果として正史問題（後述）をやる頻度も高くなるため「三国志演義」を生半可にかじった人にとっては辛くなり、また戦いでいつの間にか士気が下がっていることも多いが無理に上げても戦いにさほど影響しないので結果として意味の無いコマンドになってたのだし。
内政の煩わしさを無くし単純に侵攻（=クイズ）に集中できるシステムにした方が良かったのではないだろうか？
・その他細々とした事
武将の立ち絵が、有名武将は独自の立ち絵があるのにその他の武将（敵味方問わず）は汎用の立ち絵になっていて不満を感じたり、他の方が指摘されるように、漢字が見づらく似たような漢字から選ぶ問題が間違えやすかったりと細かいところで不満を感じたのは確かだ。
最も気にしない人にはどうでもいいことかもしれないが…

COMMENT

今では安ければ新品で1000円程度で売られているので、三国志をある程度知っている人なら自分の知識を試してみるために「話の種」で購入してみるのも良いだろう。
シナリオモードは大体4時間程度で終わるので、暇つぶしにも丁度良いだろうし。