NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・操作性と爽快感
　攻撃を通常攻撃用のYボタンorゲージ使用必殺技のXボタン＋方向キーで技を繰り出しますが、これが単純操作で繰り出せるので、複雑な入力は必要ではなく、いわゆる格ゲーが苦手な人にも安心です。また、必殺技やアシストキャラの性能が高い上にゲージが回復しやすい仕様なので、ラスボス以外ならこれらのお助け要素に頼ることで楽にゲームを進められるので、アクションゲーが苦手な人にも安心です。
　またブリーチゲー(自分はそんなに多くの作品をやったことはないですが)の例に漏れずダッシュ(攻撃)が爽快です。必殺技も連発は出来ないけど爽快です。

・キャラ数
　8人居ます。基本である一護とそれほどの差異が無いキャラも居れば、雨竜や恋次などかなり性能が異なっているキャラも居るので、それらのキャラを使うことで異なった趣のプレイが出来ます。この手のゲームにしては多いと言えます。
　また、ジャンプやダッシュなど、基本的な操作性は共通なのでシナリオ上で特定のキャラを使うことを強要されても、そこまで違和感はないでしょう。

・キャラ関連の特典
　2にもありましたが、このゲームオリジナルの一枚絵や実際に発売されたソウルカード、キャラボイスなどをゲーム内の資金で購入しコレクションできます。

BAD/REQUEST

・画面が狭い
　キャラの頭身が大きめなので、相対的にマップの見える幅が狭くなっています。
　特に左右方向はキャラ4,5体分の幅くらいしか無く、一定量の敵を倒すまで移動できない場面(この場面は多く出てくる)ではダッシュするとすぐに端から端へと移動できます。なので距離を取っての遠距離攻撃などのうまみが薄い気がします。
　上下方向は二画面仕様で多少マシになっているかも知れませんが、キャラは基本下画面に表示される関係上、見えていないけど下の方に行かなきゃならないから降てみたらそこにトゲor穴があった・・・ということが多く、快適性を損ねた。また、そこまで気にはなりませんでしたが中間部分はDSのヒンジに隠れて(?)みえません。たまにそこに蜂の敵がいたりします。
　一方でボス戦になると遠近法が変化するのでマップを多く使え安心ですが、これを通常の面でも使って欲しかった。

・敵の種類が少ない
　虚は色違いが基本各造形につき1種類しか居ないし、色が違ってもやることはほとんど変わらないです。そもそも元のモデリングの種類も少ない。
　死神の敵キャラは固有キャラ以外ほとんど同じ造形の色違い。こっちは色違いが6種くらい居るけどやっぱり少なく感じる。

・SRパーセント
　「かっこいい攻撃で敵を倒すなどすると、SRゲージが増えて攻撃力上昇や特殊攻撃ゲージが回復して有利になるぞ！」という触れ込みですが、実際にはかっこいい攻撃をするよりもひたすら敵を倒しまくったりアイテムをノーダメージの状態で取る方がゲージが溜まる。
　そもそもかっこいい攻撃っていうのが上下方向のダッシュ攻撃でとどめを刺すことのみっぽいです。DMCみたいなのは期待しない方が良いです。

・ランク
　ステージクリア時にそのステージのランクが表示されますが、SRパーセントを貯めるだけで簡単にSランクがとれてしまう。というかそもそもS,A,Bの3ランクしかないです。
　評価点はSRの他に被ダメージ、クリア時間等がありますが、これらの要素はSRの配点に比べて低すぎる上、ダメージに至ってはノーダメージで5000点、1回ダメージくらうごとに20点減点というあってないような採点方式のため、ダメージ無視でSR貯めれば余裕でSランクになります。全く張り合いがないです・・・

・操作が少なすぎ
　攻撃は4連コンボとダッシュ攻撃、上攻撃下攻撃しかなく、難易度も低くランクに張り合いがないためすぐに飽きます。恐らく。

COMMENT

　BADの方が多いですが、やっている内はそこそこ楽しめます。
　基本的には初心者救済が多く、能力強化のカードをはめたり、アシストカードを連発すればボスで詰まることはそうそう無いでしょう。また難易度もフィールド上でいつでも変えられます。なので初心者にもお勧め。一方でシビアなのがやりたいならちょっと向いてないかなあ・・・
　ファンサービスはいつも通り手厚いですね?、今回省かれているキャラもそこそこ居るみたいですが、それでもかなりの量です。
　アニメは見てないので分からないのですが、おそらくシナリオはアニメオリジナルのレベルだと思います。原作しか見ていない身からは「これはないだろー」って展開はいくつかありました。