NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

アイテム・友達・モンスター図鑑のコンプリート、エンディングコンプ、
仲間キャラのイベント探しや制限プレイなど、
あれこれやっているとかなり長いこと遊べます。

主人公のリーナ、それに行く先々で知り合うキャラクターたちが魅力的。

戦闘は基本Yボタン押しっぱなしでサクサク進む。
DSリーズなどは戦闘のテンポが非常に悪かったのでこの改良は良し。

音楽、グラフィックはアトリエシリーズの雰囲気を保ちつつハイクオリティ。
アトリエの曲をマリーのアトリエの曲に変えれたりもする。

同シリーズでありがちな、調合中に友達が訪ねてきて邪魔される…
というのが今回はない。基本的にこちらから出向かない限りは干渉されない。
それが寂しく感じられることもあるけど。

BAD/REQUEST

■妖精の森の復興のメインクエストが苦痛
アイテム700個、金100万、モンス50匹…数が多いだけで
何の面白みもない単調なクエストが連発。

■調合時の操作が煩雑すぎる
釜の前でA -> 通常調合を選択 -> 目的のアイテムを探して選択 ->
材料三種類、中和剤、機材を選択 -> 調合数を入力 ->
最終確認ではいを選択 -> ムービーをスキップ -> 「やったー！調合成功！」

以上のステップを調合のたびに毎回行う。ボタン押数でいえば15?30回程度？
当然操作ミスも頻発。自動選択機能があるがごく簡易的なもので使いづらい。
(カーソル位置の記憶、お気に入り調合の登録、
あるいは「前回と同じ調合をくり返す」的な機能があれば…)

■お仕事関係
・報酬が微妙で割に合わないものが多すぎる
・酒場がないので店を一件ずつ見て回らないといけない。
・調達のお仕事の場合、街の妖精さんと店の間を行ったり来たりしないといけない
・一度に受けられる仕事が三つまで (五つこなせるのだから五つ受けられても…)

■アイテムの特徴システム
ゲームを不必要に複雑にしているだけのような気が。
蒸留水一つとって「カワイイ蒸留水」とか「デカイ蒸留水」とか言われても
説得力に欠けるし、実質的にもアイテムの品質以上の意義が感じられない。
特徴のないアイテムまでいちいち普通の普通のと冗長。
普通の普段着、普通の幻のぷにぷに玉、ちっこい特大増設荷物台とか見ると脱力する。

■その他気になった点
・コンテナ - 馬車間のアイテムのやり取りに手間がかかりすぎ
・調合の材料が調合時と仕事受注時にしか確認できない (図鑑にも載らない)
・店の商品リストをページ送りできない
・店で操作する度に店員が同じセリフをくり返して耳障り
・ボイスと効果音を別々に設定できない
・アイテム図鑑がカテゴリ別に分類されない
・一部アイテムのカテゴライズの基準が意味不明
　(「地球儀」が雑貨でなく薬品、「動物の肉」が動物や食品でなくその他)
・↑などが原因で目的のアイテムを探すのに時間がかかる
　(ソート、絞り込み、検索などの機能などが欲しい)
・討伐のお仕事で現在の残り数が確認できない
・役に立たないうわさが多すぎる
・調合数などの入力時に1ずつしか増減できない (10ずつ増減したい)
・お手伝いの妖精さんの存在価値がない
　(出てくるのが終盤＆仕事の成功率低すぎ＆仕事を一つずつ指示しないといけない)
・アイテム図鑑にまだ知らないはずの情報が書き込まれることがある
・調合で得られる経験値が何をいくつ作っても一律
・まとめて調合すると時間効率が悪くなる (普通逆では？)
・寝る日数が10日までしか入力できない
・メンバーの装備画面での操作方法が分かりづらい、混乱する
・中和剤が何を中和しているのか分からない
　(中和剤は材料間で属性の違いがある時に初めて必要になるものだったような)
・タイトル画面でしかロードできない (昔はいつでもロードできたのに)
・バックログ機能が欲しい

COMMENT

初回プレイでは終盤まで何をどうすればいいのか分からず困惑しっぱなしでした。

お仕事を受ける -> 採取 -> 調合 -> お仕事報告 -> 機材やレシピを揃える…
…という同シリーズの基本的な手順がまるで通用しない。
お仕事をするにも行商をするにも情報不足ですぐに行き詰まる。
インターフェイスの出来の悪さも相まってストレスを感じる場面も多々あり、
見た目と違い意外と取っつきにくいゲームだという印象を受けました。

一周目をなんとかクリアし、操作に慣れてコツをつかんでからはどんどん面白くなり、
攻略法を考えたり自分でデータをまとめたりしながら7,8周プレイし、
気付いたら50時間突破していたという感じです。