NintendoDS mk2 :: 極限脱出 9時間9人9の扉レビュー

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極限脱出 9時間9人9の扉レビュー

発売元	スパイク（オフィシャルサイト）
発売日	2009/12/10
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ｃ】15歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	脱出×サスペンス

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	4pt	4pt	5pt	5pt	3pt	2pt

総合点
90pt

GOOD!

ゲームのテンポがすごくいいです。
ノベルパート、脱出パートともに\"サクサク\"進みます。
プレイしていて携帯機ならではの手軽さを意識した作りとなっていることを
ひしひしと感じました。

シナリオ上の煩わしい部分は極力カットしてあります。
ゲーム開始直前までの主人公の状況説明がほとんどなかったり、
主要登場人物がひと固まりとなって出てきたり、
他ネタバレの部分等々…

脱出パートでは絶妙な難易度と丁寧なヒントで
全く詰まることがありませんでした。
人によっては親切すぎると感じるかもしれませんが、
謎を楽しみつつも物語を早く先に進めたい、
という私の欲求に沿う塩梅でした。

そしてこれまでのゲームに無かったと思えるぐらい
シナリオ（ノベルパート）とゲーム性（脱出パート）がマッチしています。

BAD/REQUEST

☆繰り返しプレイが苦痛
おそらく多くの方が指摘するであろう点ですが、脱出パートがスキップできません。
今回最も減点材料となった箇所です。それ以外は好みの問題といえるかも…

☆一部の自虐的すぎる演出
寒いギャグはご愛嬌と思いますし、
一見胡散臭く感じるオカルトや疑似科学的なものもシナリオライターの持ち味ですが、
登場人物に「寒いギャグで申し訳ない」といわせたり、
物語の登場人物とは思えないぐらいオカルトを訝ったりする必要はないと思います。

☆プレイヤーの考察に任せる部分が多すぎる
まとめに入ったかと思えば増える謎……
私の理解力ではとても考察しきれません。

☆なかなか物語の核心に迫るエンディングが見れない
劇中に分岐に関するヒントもなく、総当たりに近い形になります。
（フラグっぽいエピソードが追加されるのでそれで判断するほかありません）
特に必要ないのでは、と思わせるエンディングもあります。

COMMENT

チュンソフトのサウンドノベル系ゲームは全部やっていると思います。
打越シナリオはいわゆる『infinity』シリーズ（Ｎ７、Ｅ１７、Ｒ１１、１２Ｒ）のみプレイ済です。

とにかく止め時を失うほど熱中できるゲームです。
核心に迫るエンディング前などは特に手に汗握ることでしょう。
物語の整合性もとれていて、絡み合った複線に感動を覚えました。

買ってよかったと思います。
ぜひ多くの人にお勧めしたい出来ばえです。

なお、分岐条件がわかりにくいので
２つないし３つエンディングを見たら、
なるべくネタバレを避けた攻略情報を見るプレイをお勧めします。