NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

個人的にメガテンシリーズは大好きです。今作で特徴的だった良い点をいくつか挙げてみたいと思います。

○ボスが強い。
　中盤以降、ボスキャラの強さが跳ね上がります。耐性やスキル、アイテムなど、何かしらの対策を立てないと勝てなくなってくるので、最後まで緊張感があります。特にラスボスはLv.補正によって、笑えるぐらい強くかんじます。

○マップが見やすい。
　世界樹やエルミナージュ同様、常に下画面にマップが表示されているので、非常に快適に探索が出来ます。

○EXミッションが面白い。
　ドラクエなどのように、「?を何匹倒してこい」や「?を?回、会心の一撃で倒せ」などといった作業的なミッションでなく、ちょっとしたメガテンクイズのような頭をひねるようなミッションが多かったので個人的には面白かったです。

○ダンジョンの難易度が高め。
　ダークゾーンや落とし穴、ワープなど最後まで歯ごたえがありました。
　パズルのように難解なダンジョンは、プレーヤーの思考を求めているのであって、プレイ時間の水増しなどとはまったく違うと思います。
　また、一度突破したトラップ地帯はショートカットが用意されており、繰り返すようにはなっていないのでストレスも感じませんでした。

BAD/REQUEST

欠点らしい欠点はないと思いますが、無理に挙げてみれば以下の通り。

●悪魔会話がやや単調。
　ほぼすべての会話の流れが、好印象→好印象→交渉開始だけなので、やや単調に感じます。交渉もアイテムや体力の要求をしてくるだけなので単純に感じます。もっと、会話の流れのバリエーションやイレギュラーな部分を増やしてほしかったです。

●ストーリーがややマンネリ。
　ストーリーの主題となるＬＣＮそれぞれのキャラクターの絡み合いは、さすがにマンネリに感じました。ストーリーの導入部の荒唐無稽さは好きです。

●デビルソースめんどくさい。
　スキルが埋まってる仲間に対してソースを使用する際、気に入ったスキルを所持させるためにはキャンセルを何回も繰り返すはめになるので面倒。

●悪魔全書の絵が小さい。
　DSなのでしょうがないとは思いますが、ちょっと残念でした。もっとも、悪魔全書が収録されている時点で非常に満足なのですが。

●音楽
　重厚路線は嫌いではないのですが、戦闘にはメガテンらしいハデなのがほしかったです。ボーティーズの曲など、好きな曲は多いのですが。

COMMENT

　DSは3Dダンジョン物の傑作が多いと思いますが、その中でも、メガテンは本命中の本命だと思います。DSでメガテンが出来る素晴らしさは何物にも代え難く、よって、満足度は５点をつけました。
　また、シリーズ内でも悪魔の多さ、ダンジョンの広さや深さなど、ボリュームは、シリーズ内の他の作品に決して引けをとりません。まさに文句なしです。

　3Dダンジョン物がお好きな方は必須だと思いますし、非常に親切な作りなので経験のない方にもおすすめです。

　これだけ出来がいいと、真女神転生1,2やソウルハッカーズなどの過去作品のリメークも期待してしまいます。