NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

○硬派でシリアスな真・女神転生をしているシナリオと世界観
　ペルソナやデビルサバイバーなどのライトな感覚のものと比べると、
　SFC時代のメガテンを思い起こさせる雰囲気がたまらない。
　ロウ・カオス・ニュートラルを意識させられるデビルCO-OPシステムとの相性もばっちり。

○山盛りの悪魔と種族、絶妙なアニメーション
　無駄にたくさんの悪魔と種族こそがメガテンの持ち味。
　真3以降ポリゴンになったため、どうしても減ってしまっていた悪魔と種族の数が昔に戻ったのは非常にうれしい。
　珍獣・妖樹なんて種族、すごく久しぶりに見た気がします。

○ダンジョンが3D
　やはりもう主流ではありませんが、Wiz世界樹etc好きなので3D復活は非常にうれしい。
　下画面にマップが常時表示も嬉しいですが、そちらに頼ってしまうので多少善し悪し。
　
○豊富な会話バリエーション
　メガテンといえば悪魔会話。
　口調も多く、いろいろ裏を探りながら受け答えしていくのはやはり楽しい。

○その他、こまごまとしたこと
　アンノウン悪魔の存在は、緊張感があって楽しい。
　メニュー画面での仲魔のバストアップは悪魔絵師の絵を堪能できる。

BAD/REQUEST

○キャラデザ
　個人的にデモニカスーツも見なれれば味があって良し。
　悪魔絵師の人間も平気ですが、メガテンはペルソナデビサバのみの知り合いに主人公を見せたところ
「これはないわ―。これは無理だわ―」と言われたので、万人向けではないかと。

○デビルCO-OPシステム
　プレイヤー側にまったくデメリットがないため、蛇足にしか思えない。
　同じスタンスの仲魔が追加攻撃というのは良かったが、
　四人揃えていないときなどはほかの強力な攻撃手段を使った方が効率良かったりする。
　どうでもいいけど、名前が生協を連想させる。
　悪魔の生協……結構良いかも。

○仲魔関連
　デビルCO-OPでアナライズレベルを上げ、レベルアップでデビルソース入手、
　というシステム同士は噛みあっているのですが、結果としてレベル上げ作業に陥りがち。
　特にレベルアップ直後にアナライズMAXとか泣けてくる。

　レベルアップでスキルを覚えないのなら、いっそのこと成長自体なくしてしまっても良かったのでは。
　昔のメガテンは成長しなかったわけですし、デビサマ系統の忠誠度でも良かったと思います。
　仲魔の種類が豊富なため、どのレベル帯でもメンバーに不自由する、ということはないと思いますし。

○その他、こまごまとしたこと
　Yボタンでメニューなのが微妙に使いづらい。なぜXボタンではなかったんだろう。
　クルーの中にチュートリアルを教えてくれる方々がいらっしゃるが、一度聞けば十分です。
　悪魔全書にソート機能が欲しかった。

COMMENT

まだクリアしていませんが、途中までで感じたことなどを書きました。
メガテンシリーズは大体プレイしています。

個人的には昔ながらの女神転生が現代のシステムで復活したと感じたため、非常に好印象高評価。
ですが、逆に最近のシリーズ(ペルソナなど)しか知らないと抵抗があるようにも思えました。
とはいえ、完成度は非常に高いのでプレイして損はしないと思います。

良い点・悪い点ともに、書いたもののいくつかは、個人的最高傑作ソウルハッカーズと比較して。
サブアプリや悪魔会話などソウルハッカーズに近いものを感じたため、どうしても比べてしまいました。
そのうえで、ソウルハッカーズをDSに移植して欲しいと切実に思うに至り。
ここまでできるのだから、DSでも問題ないと思うんですけど。
PSPのデビサマは画面サイズとか、いろいろあれでしたので特に強く思います。