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GOOD!

・豪華声優陣（一部除く）やストーリー
田中真弓・井上和彦・大塚周夫（以下敬称略）といった馴染みの深いベテラン声優から中尾隆聖・千葉繁といった味のあるキャラ（両名共に非常に味のあるキャラを演じています）に定評のあるベテラン声優も含め、能登麻美子・石田彰・田村ゆかりと言った現在の人気声優に至るまで実に多彩で豪華な声優陣がＣＶを当てており、今のゴールデンタイムのアニメでもそうそう競演できない（ゴールデンタイムのアニメでも「制作費の都合」でベテラン声優が切られる現状を鑑みても）声優陣目当てで購入しても良いくらいである。
むしろゲームよりは土曜朝のアニメにして、そのまま売り出した方が良かった位のキャスティングだ。
ストーリーも過去の時代に飛ばされた主人公・ピケたちが元の世界に戻るため様々な魔法を駆使して困難を解決していくという王道なストーリーながらも、声優陣の好演や１人のキャラを掘り下げていくストーリーは大人・子供の別なく楽しめるのだし。
・オリジナリティ
魔法のスペルをタッチペンで書いて発動させる（スペルジェスチャーと言い、パソコンの短縮コマンド的なものだが）システムもそうだが、この手の収集物系のゲームではかなりの多さを誇る１０００種のアイテムは集めるのも一苦労であり（イベントで必ず入手する（または必要とする）アイテムはともかく、それ以外のアイテムの収集手段も多彩）、そういう点ではオリジナリティは高い。
またｗｉ?ｆｉで自分がデザインした「ベルヌアイテム」を配信して、他人からも「ベルヌアイテム」をもらえる事はアイテムデザインの好きな人には、世界中の人に自慢できる点もオリジナリティは高く評価できるだろう（すれ違い通信はマイナーなゲームだと自分のプレイを自慢できる環境に恵まれない、と言う致命的な欠点もあるため）
・熱中度
アイテムを手に入れるため調合錬金・分解・精錬などを行うのだが、１０００種というすさまじい多さやこちらでもスペルジェスチャーを組み合わせたり早く書いたりすることでアイテムができるので、こうした収集物系のゲームが大好きな人なら本編の進行そっちのけでハマることうけあい。

BAD/REQUEST

・グラフィックス
いかんせん地味目な印象がある事でジャケ買いする人が少なめなのもそうだが、声優陣の豪華さにキャラグラフィックや一枚絵が追いついていないのが一番の問題ではある（特にゲーム中の一枚絵の構図が滅茶苦茶だったのには失笑するしかない）。
そういう要素を気にしない人には別に悪い要素には映らないかも知れないが、ビジュアルももう少し頑張って欲しかったところである。
・声優陣の一部
豪華声優陣の反面であからさまに下手な声優が何人かいたのが際立ってしまったのは戴けない気がした。
特にエリス、レム、ランディ、エミリーなどは一緒に掛け合う声優がベテランという事もあり、余計聞くに堪えなさが引き立っていたのだし（全員素人同然の声優陣なら下手さも気にならなくなっただろうが、逆に豪華声優陣が仇になってしまった例と言える）。
・快適さ
Ｌボタンを押しながらでないとイクストが描けなかったりしてＬボタンに多大な負荷がかかったり、セーブデータが１個しかなかったり、パッドリセットやメニューからのロード機能がなかったりと意外と不便なシステム周りや、イベント上必要なアイテムが落ちているところで目印になる光が出ないため気づきにくいなどの点がやや気になった。
・バグ
結構長い間理学室で調合錬金などをしているとフリーズすることもそうだが、８章の石版巡りの時にセーブしてしまうとハマってしまって最初からやり直すしかないというバグも報告されている。
ソフトの回収も期待できないので、攻略ｗｉｋｉを参考にしてこうしたバグを回避する以外対策法がない。

COMMENT

中古屋の店頭でもなかなか見かけないので運良く見つけられたら「掘り出し物」感覚で購入し、豪華声優陣の名演や１０００個を誇るアイテムを埋めていく事に魅力を感じても良いだろう。
その場合は錬金レシピの参考・バグの回避などに攻略ｗｉｋｉを最大限に活用することをお勧めする（攻略本は尚更期待できないため）。