NintendoDS mk2 :: 涼宮ハルヒの直列レビュー

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涼宮ハルヒの直列レビュー

発売元	セガ（オフィシャルサイト）
発売日	2009/05/28
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	非日常直列アドベンチャー

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
1pt	2pt	3pt	1pt	2pt	3pt	1pt

総合点
37pt

GOOD!

・「涼宮ハルヒ」のゲームとしてちゃんと作られている所
章の冒頭と最後のシーンだけだが、アニメ版と同キャストのCVが（谷口や国木田、コンピ研部長といった端役に至るまで）入っていたり、1プレイ5~6時間程度で済むボリュームなので繰り返しプレイもしやすく、ゲームの主要目的である特異点駆除（要するにマインスイーパー。しかしそんなに難しくはないので安心されたし）でもみくる・長門・古泉の原作にちなんだ能力を使うことで特異点探索・駆除のサポートになったり、またエクストラモードで積みチェスが出来（これも原作でキョンと古泉がSOS団部室で暇つぶしにオセロやチェスをしている事にちなんでいる）、これがなかなかに歯応えがあったりとファンの人が買ってプレイしても決して損はしない位のレベルにはなっている。
・快適さ
繰り返しプレイを前提としているためか、スキップ機能は完備されており、またバックログで音声が再生されたり、エキストラモードでゲームの達成率が表示されたり（トピックのパターン含む）などと、DSのAVGとしては及第点のシステムなのでプレイするのには困らないだろう。

BAD/REQUEST

・ストーリー
冷静に読み進めていくと夏休みのたった一日の話なので長さにもやれる事にも自然と限度があり、何度も読み続けていける内容かと言われると疑問ではある。
また物語に出てくる「長い髪の少女」について結局語られる事がなかったり、いかにも続編に続きます、的な終わり方をしている所でwii版の「涼宮ハルヒの並列」を買いなさい、と言うメッセージが透けて見えるところは人によっては不快に映るだろう。
・熱中度
基本章の流れはテキストを読み進める→トピック集めのためSOS団員を振り分ける→特異点を駆除する→章のエピローグと言った流れで、それが5章まで延々と繰り返されるので何度も読むと飽きかねない内容である。
一応やり込み要素で「トピック集めのためSOS団員を振り分ける」ことで違ったトピックを見ることができると言う要素があるが、このパターンが異様に多く、しかも主人公であるキョンが含まれていないとトピックとして登録されないため最低でも十数回はプレイしないとコンプリートできないため、全部見る前に投げ出してもおかしくはないだろう。

COMMENT

基本的に話が短く、周回するにしても同じことを繰り返すため、「ハルヒ」シリーズのファンの人には初回限定版の特典も含めてファンアイテムとして買うならばもう少し値段が下がり（現在（2009年8月時点）ならば徐々に値段が下がってきているが）、中古市場に出回る数が増えた頃を狙ったほうがいいだろう。その頃には何周かプレイしたデータが入ってるだろうからそれを引き継いでトピック集めをしたほうが楽だろうし。
本当に現在ファンが求めているのはファンアイテムよりは原作の続き（前回の新刊から3年以上経つが未だに新刊が出る気配はない）だと思うのだが…

プレイ時間：05時間以上10時間未満（クリア済）
Ｍ１号さん [2009/08/16 掲載]

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