NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

少なくとも詰まってしまうようなところは見あたらないこと。
宝のダンジョンの中などで過去作品のBGMがいきなり流れたのはいいサプライズ。

ストーリー上破綻とまで言えることは少ない。
目立ったバグがないところ。

音楽はDSにしてはいいこと。外付けのスピーカーから出せばなお良く聞こえる。

前作よりは素手の攻撃が優遇されている。

BAD/REQUEST

オリジナリティと言われても良くも悪くも過去の作品を引きずる。マップは今までのDSのリメイクドラクエとはまた違った雰囲気であったが、変える必要が思い当たらない。4や5の今までのマップと斜め見おろしぐらいで良かったのではと思う。

転職システムは個人的にと断っておくが、3と6を足して劣化させたようにしか見えない。
魔法系キャラがすべての魔法を覚えないことで個性が出来た。なるほど、そうかもしれない。だが、であるならば、前衛系においても特技の引き継ぎはない方が良かったのではないか。
転職を繰り返してもいわゆる最強キャラが出来ないことは残念だ。

装備においては武器を極めることでの制限解除は不要。その代わりに秘伝書の機能がスキルレベル100になったときに覚えた方が良かったと思う。魔法使いが斧とかはどうかと思う。


グラフィックもムービーも甘い。
グラフィックは本人のみポリゴン、その他のモブキャラはドット絵。どちらかに統一して良かったのではないか。

ムービーは見てるとアラが目立つ。きれいなムービーにせよと言っているわけではない。たとえば暗転したときに一面黒ではなくブロックノイズが出るのは典型例。

熱中したかと言われればどうだろう。8は途中で投げ出したのでその意味では熱中したのかもしれない。ただし、7.8以外の諸作品よりはさめながら解いたのは確か。一応クリアはしたし、暇なときにすれ違いをすることはあるが、熱中しているかと言われればNoだ。現に今、違うソフトをやっている。

クエストは正直要らないというか、考えるべきだった。
転職のクエストはどうもMMO系のをやらされている感が大きかったし、そのほかのクエストに関し
ても手間と得る物を考えたら要らないという結論の物が多かった。

ダンジョン等のマップに関しては、最初からマッピングされているのは不要。町ならともかくまるで知らない洞窟に潜ってるはずなのに詳細な地図があるのでは興ざめだ。宝の洞窟のように自分でマッピングするなら問題ないとは思うのだが。

満足したかはとてもそうは言えないと思った。
ストーリーには分かり易い絶対悪が必要だと思った。たとえば3のゾーマのような。今回のラストに関してはスケールも強さも拍子抜けと言わざるを得ない。


快適さは正直不満だ。マップが比較的広いことも手伝って移動スピードの遅さはどうにもならないと言える。
戦闘中もそうだ。いちいち移動してから攻撃では時間がかかってしょうがない。ブーメランに関してもなぜ前に進んでから攻撃なのか。飛び道具なのだから。

サンディに関しては要らない。誰がドラクエに場末のキャバクラのねぇちゃんを望んだというのだ。せめて口調は選ばせてほしかった。丁寧に喋るか、せめてもっとまともに喋れと言いたい。

セーブデータに関しては、容量の制限があるのは分かる。だが、兄弟や家族でやるようなシーンを考えると、もう数百円高くてもいいからセーブ領域に大容量のチップを使ってほしかった。

難易度は何というか、歯ごたえは少ない。無いわけではないのだが、少なくとも難しいと言えるレベルではない。

wifiに関しては通信時のおもしろさを考えると、実装できてたらすばらしかったと言えるだろう。

COMMENT

すれ違い通信に関しては功罪有ると思う。確かに宿屋の規模が大きくなるのはおもしろかったが、通信相手が少ないようだとどうか。そこに練金のレシピがあるのはいただけない。
出来ればすれ違いで呼び込んだ相手に関してもルイーダで連れ出せたらおもしろかったかもしれない。強い相手を序盤に連れ出すとバランスブレーカーとなるので、クリア後とかの限定などで。


今回は正直不満が残るレベル。解いたな、と言う達成感は少なかった。
次回作はwiiで出るそうだが、これに関してはやらないかもしれない。今作ってていつになるかは知らないが、今年来年と言うことはまず無いだろう。その頃にはテレビもHD画質の物を入れるだろう（今はCRT)そうなると、液晶の画質としてドットバイドットでフル画面を現状出せないwiiはやはり不満が残るだろう。

他人に勧めるかと言われればどうだろう。やりたいという人間が周りにいたら情報は与えるだろう。しかし、これってどう？ぐらいの聞かれ方なら中古ででもDSなら4か5を勧めると思う。

総じて、ナンバリングタイトルにふさわしいできとは思えなかった。