NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

ゲームキューブ版の『ちびロボ』はプレイ済みです。
前回では比較的散漫だったプレイ内容が、掃除という目に見える目的を据えることによって、よりゲームとしての完成度が高まっている気がします。
中盤、やれることが多くなってくると、止め時がわからないほどはまってしまいました。

様々な個性的なキャラクターとの触れ合い（イベント）が楽しい。
更に、こっちのほうが重要なのですが、他の、この手の箱庭アクションアドベンチャーに比べてイベントの展開に理不尽に詰まることがない気がしました。
この手のゲームって、イベントのフラグを立て損ねると、ずーっとウロウロする破目になって、精神的にすごく疲れてくるんですよねえ…。
しかしこのゲームの場合、メインの目的はあくまでも『掃除』（と『買い物』）である、とはっきりさせており、それに沿ってイベントが作られているのが良かったんでしょう。
似たようなゲームの中では、抜群のデザインだと思います。

ちまちました作業が楽しい。
ホコリに掃除機かけるのも、汚れをブラシで磨くのも、そして何よりふるいで砂金を探すのも、地味のキワミながら、ホントに楽しい。
中毒性があります(笑)。

BAD/REQUEST

ワッツ（電力）不足に対するサジェスチョンが足りない気がしました。
このゲーム、序盤をやや過ぎたころに、深刻なワッツ不足に陥ります。
ゴミで発電しようと思っても、ゴミが足りない。
掃除機をかけようにも、コンセントにプラグを挿すと、まずちびロボに充電してしまうために、おうちワッツが常にゼロでかけられない。
そして、ワッツ０で倒れる、その繰り返しに陥る。

あまりの悪循環に、実は最初からやり直しました(笑)。
で、そこで気がついたんですが、掃除機のバッグが発電効果がめちゃくちゃ高いんですね。
でも、掃除機のバッグのチリは、ほとんど全てふるいで砂金や宝石を探すほうにまわしてしまっていたために上のような悪循環に陥っていたわけです。
つまり、序盤ではマネよりもワッツを優先させるべきだったと。

…まあこれは、強欲な自分だけが陥った無間地獄かもしれませんので、こういう意見もあるという参考程度に(笑)。

COMMENT

正直に言います。
このジェニーがあのジェニーと同じ人物だということに、カエルの置物を見るまで全く気がつきませんでした！(笑)。
…いやあ、それだけに感慨深いものがありましたねえ。
アシモフのロボットＳＦシリーズをちょっと思い出したりして…。

もともとこの手のゲームが好きで、結構本数をやってますが、いやあ今回は非常に中毒性が高かった。
一日中、十時間くらいぶっ続けでゲームをしたのは久々です…（苦笑）。
個性的なキャラクターが多いというのも、この手のお約束ですが、このゲームの場合、その個性的な態度の奥に、さりげない優しさがあるキャラクター造形となっており、非常に清清しい気持ちになれました。