NintendoDS mk2 :: 佐賀のがばいばあちゃんDS レビュー

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佐賀のがばいばあちゃんDS レビュー

発売元	トライファースト（オフィシャルサイト）
発売日	2009/02/12
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	がばい幸せアドベンチャー

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
2pt	4pt	3pt	2pt	3pt	2pt	0pt

総合点
51pt

GOOD!

・「佐賀のがばいばあちゃん」の世界観をゲームで再現している所
水墨画風の風景画や味のあるキャラクターデザイン、ＢＧＭなど全てで「佐賀のがばいばあちゃん」の世界を再現しているのは素直に評価できる。それゆえ読んだことのない人でもすんなり入り込めるだろう。
また島田洋七氏が佐賀で過ごした、昭和３２?４０年頃の田舎の雰囲気（昭和２０年代ほど生きることに皆が必死だった頃でもなく、昭和４０年代ほど田舎にも文化的な生活が入ってきた頃でもない）も、現代から見ると別の趣があるかと。
・難易度
説明書に「どんな選択をしてもゲームオーバーになることはない」とあるように、時折出てくる選択肢は何を選んでも問題はないし、物語の中で何度か出てくるミニゲームも別に失敗しても問題なく先に進めるため、ゲームが下手な人でも必ずエンディングまでたどり着ける親切設計。

BAD/REQUEST

・「田舎の昭和３０年代」についてもっと詳しく説明してほしかった所
良いところで挙げた「昭和３２?４０年頃の田舎」だが、それについての詳しい説明などもおまけで閲覧できると本にはない追加要素として売り出せたと思う（民族学などの専門家がそれらを詳しく説明してくれるとさらにプレイヤーには知識になっただろう）。
同様に昭和３０年代頃を舞台にした作品に「三丁目の夕日」があるが、あれの舞台が都市部の昭和３０年代を描いたため現代人でも理解出来るとしても、田舎の昭和３０年代についてはあまり語られることがないので、尚更詳しく知れる何かがあったほうが話の理解しにくいところを理解する手助けにはなったかと。
・快適さ
メッセージスピードが変更できなかったり、章の最後にある「かあちゃんへの手紙」などのシーンが省略できないなど、リプレイする上で不便なところもみられたし、また狭い村なのにやたらイベントのために走り回らされるのは、劇中のあきひろ少年の「つかれるゲームばい…」という言葉じゃないが正直面倒臭さばかりが先に立つ。
村の場所移動を素直にマップカーソルでの移動にしたほうがプレイヤーとしても面倒臭くならなかっただろう。