NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

発売直後に買おうと思ってどこへ行っても売っておらず、Amazon.co.jp で注文しておいて約 1 ヶ月近く待たされてようやくゲットしました。

・オリジナリティ
DS だからとか何だからとかは別として内容としてこういったスペースオペラ的な内容を RPG にしている点は面白いと思います。自分の戦艦を持てて名前が付けられて自由にいじれるのも良いです。

・グラフィック
DS の上下二画面を上手く使えていると思います。戦艦の艦橋表示が下で、外の視点が上で表示されているあたりや、惑星の軌道エレベータを降りたところでの天に向かって伸びるエレベータなど、DS で限界に来ているグラフィク性能を上手に補っていると思います。これにはアイディア賞をあげたいところです。

BAD/REQUEST

正直、銀河英雄伝説が好きな人なら…というレビューがいくつかあったので期待していました。自分は銀河英雄伝説によって人生を変えられた一人です。三度の飯より銀河英雄伝説が好きです。小説もアニメも漫画も全部持っています。人生の一部です。

ですが、この作品は好きになれませんでした。理由は以下に。

・オープニングムービーで打ち上げ屋が墜落してユーリと出会うシーンと、実際にゲームを始めて出会うシーンが違う気がするのですが気のせいでしょうか？
・ストーリは結構盛り上がる予感がしますが、今まで宇宙に行ったことのないはずの主人公が突然戦艦を手に入れて艦長になって戦闘の指揮を執ることができるのは何ででしょうか。

という疑問は些末なものですが、

・多くの方が指摘しているように、漢字が変に使われていないことでテキストを読もうという意欲が失われます。また、フォントが「ヘタクソ」な字に見えます。上手な人が手書きで書いた方が全然読みやすいと思います。そういうレベルのテキストです。
・戦闘時の攻撃シーンで、なぜかカッコいい戦闘指揮を執る主人公と部下のオペレータとのやり取りが最高に戦闘を盛り上げてくれますが、その後の戦艦からの攻撃が「びよ?ん」という感じでビームが飛んでいくだけで失意のどん底へ落としてくれます。
・戦闘時に自分か敵のどちらかの戦艦しか見えないので誰とどれだけの数と戦っているのかよくわからないです。
・HP などのパラメータや各種文字が非常に小さくて見にくくて、見なくなることが多いです。

COMMENT

銀河英雄伝説が好きな人でも好きになれないことがありますので要注意です。というよりもいくら何でも宇宙初体験の主人公がいきなり艦長なんておかしいを通り越して呆れてしまいます。ど素人に命預ける戦艦のクルーたちもどうかしています。

また、たかが漢字ですが「されど漢字」なものです。テキストが非常に読みづらいので楽しさ半減です。開始から 1 時間 30 分で投げ出しました。

無限航路という物語そのものは非常に魅力があると思います（主人公のいきなりな艦長就任は別として）が、それをシステムが生かしきれていません。PS3 とかで何でもかんでも詰め込んで出した方がずっといいものができていたと思います。というよりもどうして削るところで漢字を削るのかはどうしても理解できませんでした。開発者はストーリを知っているからいいかもしれないのですが、これからテキストを一から読んで理解していくプレーヤにとっては苦痛でしかありません。