NintendoDS mk2 :: カスタムビートバトルドラグレイドレビュー

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カスタムビートバトルドラグレイドレビュー

発売元	バンプレスト（オフィシャルサイト）
発売日	2007/05/17
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	カスタムビートバトル、プレイ人数1人?2人

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	3pt	3pt	1pt	1pt	2pt	2pt

総合点
37pt

GOOD!

-チュートリアル
説明書を読まなくても充分クリアできるので楽にスタートできます。
手軽にプレイできる内容なのがグッド。

-ストーリー本編クリア後のデータ持ち越し
所持する装備アイテムは４キャラ分のデータで共有します。
一人目のクリアまでに入手したアイテムリストをそのまま引き継いで二人目以降をプレイできます。
ただし、装備中のアイテムは持ち物リストに含まれません。
話の本筋は４キャラともほぼ同じで退屈になってくるので、序盤から強いアイテムが使えるのはありがたいです。

-装備品のメイン／サブ
装備品はメイン３／サブ３の６つまで装備でき、下画面に表示されます。
使用コマンドが上＋Ａ／Ａ／下＋Ａの三つに割り当てられており、必要に応じて下画面タッチでメインとサブを切り替えて使用します。
このシステムにより、３つしかないコマンドで６つもの装備品を使い分け可能になっています。

-ＯＰテーマ
説明書にフルコーラスが掲載されています。
タイトル画面で１番のみ流れます。
火の主人公のイメージに近い熱血な曲です。

BAD/REQUEST

-ひらがなが多いテキスト／画面上部に表示／ストーリー
コロコロ系作品ということで低年齢向けになっています。
ひらがなの割合がかなり多めなテキストなので読みづらく感じる人もいると思います。
セリフの枠が画面上部なので個人的には見づらいかなと感じました。

操作キャラは４人でセーブファイルも各キャラ１づつです。
使用武器は火ソード／雷ナックル／土ハンマー／水ランスの４タイプです。
進行ルートやサブキャラが異なりますが目的地は同一でプロ試験の試験会場なので内容の８割ほど話が重複します。
ストーリーは王道スタイルで珍しいことは殆ど有りません。
大まかな話としてはグレイドという武器を扱うグラッパーと呼ばれる武器格闘の職業があって、それのプロ試験(４次試験まである)の試験会場を回るなかで悪のグラッパー集団と遭遇して戦うというもの。

-進行ルート／後戻り不可／サブクエストの難易度のバラつき
１ゲーム中、数回ほど進行ルートが分岐しますがどちらを選んでも大差が有りません。
右の道を行くか、左の道を行くか。その程度です。ストーリーに大きな影響は一切有りません
恐らくは属性の相性や、４人分プレイする前提で飽きさせない為のバリエーションを作ったのだと思いますが･･･
素直に一本道にしてシナリオ長くしたほうが良かったのではと思います。

一度、「全体マップ」から「次の町」に入るとシナリオ本筋に関わるイベントを終了しない限り、町から出れない仕組みになっています。
一度、町から出ると「次の町」以外に入れなくなります。後戻りは一切許されていません。
そのため、本筋以外のサイドイベントや買い逃しが気になります。

各試験会場などの施設ではサブクエストというグラッパーの仕事の依頼が受けられます。
しかし、明らかにその進行レベルではクリア不能なレベルの敵と戦うクエストも多いです。
説明書にはレベルを上げてから挑みなおせ、とありますがそもそもストーリー本編中は繰り返し経験値稼ぎするためのステージが有りません。

-本編クリア後にクリア済みシナリオの復活
エンディング終了後にフリープレイモードになります。
クリア済みの本筋のイベントが復活した状態になり、全ての町の出入りが解禁されます。
ただし、イベントで自動的に町から離脱する町や自動的にラスボスと戦いが開始する町は事実上出入り禁止です。
二度と町人に話しかけたり出来ません。そういったシステム的に理不尽な部分が目立ちます。

-ビートコンボ
このゲームの特徴のひとつ。
音ゲーのように流れるフレーズのタイミングマーカーにタイミングを合わせてラッシュ系の連打攻撃を繰り出します。
自分でリズムを弄れますが実用性はあんまり･･･

COMMENT

-バレット／装備アイテム
バレットというマジックアイテムのようなものを装備して技を使用できます。
攻撃系／回復系／戦闘補助系の３系統があり、装備スロットが３ｘ２あります。

攻撃系は消費の多い強力なもの１つと高速移動を兼ねる突進系のストレートエア
回復系は大回復のフォルヒール／全バッドステータス解除のボディクリア
補助系はコンスタントに活躍するアタックアップ／アーマーアップがオススメ。

ボスキャラなどの持久戦では回復力が重要なので楽をしたければフォルヒールが必須。
攻撃マジックは道端で宝箱などで割と頻繁に高威力なものが手に入るのでお好みでＯＫ
補助系はアタックとアーマーが序盤のショップで買わないと入手しづらいです。

-総評
色々と不満な部分も多いシステムですが横スクロールの殴りゲーとしては充分楽しめます。
廉価版が２０００円くらいで出てるので安く購入できると思います。
あまり深く考えずに気分転換程度のつもりでプレイするにはいいと思います。
間違ってもやりこみゲーとは思わないほうが良いです。
難易度は序盤が簡単で終盤が割と難しいです。