NintendoDS mk2 :: 逆転検事レビュー

ジャンルメニュー：

逆転検事レビュー

発売元	カプコン（オフィシャルサイト）
発売日	2009/05/28
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	推理アドベンチャー

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	4pt	4pt	4pt	3pt	2pt

総合点
77pt

GOOD!

【外伝作品に相応しいファンサービス】
お馴染みのキャラクターが多数登場する上に御剣検事とイトノコ刑事の出会いなど
外伝ならではのエピソードも盛り込まれておりシリーズファンに嬉しい内容となっています。

【最終話の完成度が高い】
逆転裁判シリーズの中でも屈指の出来ではないかと思います。
最後の対決における「待った」「異議あり」の連続は
お約束のベタな流れですが、ベタなだけに熱く盛り上がるものでした。

【従来シリーズの面倒が一部解消されている】
マップ形式の採用でやたらに場所移動して証言を聞く必要がなくなったのはグッド。
またこれにより「事件と関係ある怪しいオブジェクト」がすぐに分かるために
片っ端からクリックするようなプレイをしなくてすみます。
サイコロックが存在しないので話を聞くだけでも一苦労ということもなくサクサク話が進むのが良かった。

BAD/REQUEST

【逆転しない検事と頭の悪い犯人】
天才検事はナルホド君のようなミスを犯さずピンチも招きません。
相手の反論も承知の上なので動揺もあんまりしません。
派手なリアクションとアップダウンがウリの逆転シリーズとしてはなかなか大きなデメリットです。
逆説的にナルホド君の偉大さを感じてしまいました。
また今回は法廷を舞台にしていないのですが
それにも関わらず犯人達はペラペラと証言を行い自滅していきます。げんなり。
逆転裁判シリーズでは法廷の空気、証言を行わせる法的拘束力が上手にかみ合い
「口を滑らせる犯人、不利な状況でも喋らざるを得ない犯人」を上手に演出していますが
今回はあくまで警察側の捜査であり犯人達には黙秘権を行使するという手段が与えられています。
それなのに従来のシリーズと同じように自爆する彼らには違和感を感じました。

【マップ方式採用のデメリット】
１画面に「移動スペース」「登場人物」「証拠品」を詰めるためにネタオブジェクトが減りました。

【今回も改善されなかった不満点】
ギャラリーモードはありません。文章の速度変更もありません。
最終話収束型なので１?４話までのストーリーに制約が多く個々のクオリティを犠牲にしてる。