NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

　ＤＳ版「上海」をプレイ済みという前提でレビューします。

　一言で纏めてしまえば、この作品「リアルタイム思考型の上海」といった感じです。そのため、作品の長所も基本的には「上海」と同様で、牌を消すことはタッチペンとの相性が非常に良いと言えます。また、「ルールは単純」とまで言わずとも「上海」を知る方であれば違和感なくプレイできる内容で、中毒性（熱中度）も高いです。
　しかしながら、「上海」では味わえなかった「新規性」を求めようとすると、以下（ＢＡＤ）が多くなってしまうのが実態です。

BAD/REQUEST

　まずは「凡ミス級」から。
　背景によって、また上画面（ドラゴンの動き）次第ではスコアの点数表によって、消去するべき牌が見えなくなることがあります。これは背景と牌の前後関係を逆にすれば解決できたはずで、難易度を上げてプレイすればするほどこのストレスは如実なものとなってきます。
　また、ＤＳ版「上海」で不満に感じた「牌の配置に立体感がない→現在選択できる牌が判りづらい」は、この作品においても何ら解消されていません。救済措置としての位置付けなのでしょうか、一応「ヒントを表示できる牌」も存在しますが、出現率を考えれば「慰め程度」に思えます。

　その他、意見の分かれそうなところとして「ボーナスステージ」の存在を挙げておきます。正直なところ、これも「時間制限先ありき」なのでおよそ「息抜き」と呼べる代物ではないと感じます。スキップすることもできますが、そうすると「総スコア」は下がるので気分良くはありません。

COMMENT

　他社ハード対応の同作品はプレイしていないので、それとの比較はできませんが、ＤＳ版に限っていえば「ＤＳ版上海である程度満足できた人は買い、それ以外の方にはオススメしない」と言えそうです。良くも悪くも、ＤＳ版「上海」と比べて進歩した形跡が見られません。
　因みに、これまた試していませんが「牌が小さくて、タッチ誤りが多い」と感じる場合に、本体をＤＳｉにすれば若干は改善が見込まれるのでしょうか？　これは他のレビュアーさんの意見を参考にされるとよろしいかと思います。