NintendoDS mk2 :: 超操縦メカ MG レビュー

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超操縦メカ MG レビュー

発売元	任天堂（オフィシャルサイト）
発売日	2006/09/02
価格	4,800（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	3pt	3pt	5pt	5pt	4pt	2pt

総合点
89pt

GOOD!

タッチパネルをロボットのコクピットに見立てるアイデアは素晴らしい．
120 種類登場する操作可能なロボットは，性能のアップした上位機種を勘定に
入れなければ実際には 40 種類程度だが，それぞれ非常に個性的．ロボットの
説明には詳しい操作法が書かれていないので，適当にレバーやボタンを操作
して反応をみる作業が楽しい．スピード感はあまりないが，いかにも古風な
ガシャコンガシャコンという動きに好感が持てる．

難易度が 4 段階に分けられており，Easy であればアクションが得意で
なくても十分先へ進めるだろう．最高難易度の Super Hard は，敵の攻撃力の
高さや積極性，耐久力の高さなどがあいまって相当に歯ごたえがある．難易度
選択の存在により，扱いにくいタイプのロボットでも使ってあげることは可能．

ロボットのグラフィックは携帯機としては十分よいといえるレベル．造形は
古臭くて気に入らない人もいそうだが，私はどれも気に入っている．キャラクター
の絵は個性的な部類に入るかもしれない．特に気にはならなかった．音楽はとくに
耳に残らなかった．難易度を高くするとゆったり聞いている暇がないことも原因か．

私の腕前では最高難易度は紙一重の勝負になることが多く，非常に熱中できた．
一度クリアしたステージに自由に戻れるので，違うロボットで挑戦すると攻め方が
全く変わって楽しい．

BAD/REQUEST

建物や岩石の運搬方法がわかりにくい．特に下ろすのを難しく感じた．

レースのステージが多すぎるように思われる．レア設計図をだすために同じコース
を何十周もするとさすがに飽きる（核攻撃で他車を壊すという手もあるが）．
トーテムを倒すステージ，車に追突するステージで，衝突の当たり判定が小さい
ためか思うように当てられずいらつくことがあった．ハンドル操作中にに変形用
レバーを入れてしまい敗北することがよくあり，レバーの配置をもう少し考えて
もらいたかった．（最終的にはレバーの部分を紙とテープでふさいで対応）

全体マップが極めてわかりづらい．次にいけるようになるステージをいちいち
探すのが面倒．設計図入手のために再プレイするステージを見つけにくい．

一度転倒すると起き上がる前に集中攻撃に襲われて立ち直れない．立ち上がりは
自動で，敵と反対を向いてしまうことが多く，追い討ち→転倒→撃墜のパターン
が多い．特に最高難易度は転んだら終りに近い．多少の無敵時間を設けても
よいのではないか．

一部のロボの設計図が極めて出現しにくい．同じステージを 100 回以上プレイ
するのは拷問に近い．据え置き機のゲームよりも出易くしてよいのでは？

COMMENT

タイトル通りに多種多様なロボットの「操作」を楽しむゲーム．

レース中に観客席をコースに運んで道をふさぎ，行き詰まった敵車をミサイルで
破壊してもステージクリアとなることを知ったとき，その自由度の高さに驚いた．

難易度は 2 としたが，Easy なら 1，Super Hard なら 4 くらいの振れ幅がある．

製作にかなりの時間をかけたようで，非常に丁寧に作られたゲーム．レビューでの
高評価は嘘ではない．購入する客層が限られるジャンルのゲームとはいえ，こういう
よくできた商品がきちんと売れてほしいと思う．今現在の中古販売価格は正直気の毒だ．

ドリル，自爆ボタン，ロケットパンチなど古い人間をにやりとさせる要素多々あり．

プレイ時間：100時間以上（クリア済）
Lufanさん [2009/03/06 掲載]

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