NintendoDS mk2 :: 幻想水滸伝ティアクライスレビュー

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幻想水滸伝ティアクライスレビュー

発売元	コナミ（オフィシャルサイト）
発売日	2008/12/18
価格	5,500（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	コミュニケーションRPG、Wi-Fi対応

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	4pt	4pt	4pt	3pt	2pt

総合点
75pt

GOOD!

○過去のシリーズから完全に切り離した世界観
世界設定を引きずらなかったことで、シリーズ未体験なユーザーにやさしい配慮。
それでもちゃんと幻想水滸伝でした。
Wi-Fiと世界設定（百万世界）を上手く活かしている。

○仲間集めが楽しい
１０８人仲間が個性的。すべての仲間にイベントが用意されている。
状況に応じて全員の会話内容が変化しているので、キャラクターが生き生きしている。
依頼クエストは仲間の個性を引き立たせるのに効果を発揮している。

○先の気になるようなストーリーが良い
今回の熱血主人公は好印象でした。笑ったり叫んだり励ましたり。
結構胸が熱くなる展開もあって、少年漫画のノリで楽しめた。

○音楽
過去作のアレンジ曲やお馴染みの効果音があって、シリーズのファンはちょっと懐かしい気持ちになると思う。
初めて聴く人も印象的な曲が多いと思う。

○背景
特に本拠地の滝が美しいです。

○交易システム
流通がよくなると交易品目や武器防具の品目が増えるのは面白いです。

BAD/REQUEST

×戦闘が簡単すぎる
こんなんじゃ戦闘画面に切り替わる意味もない。
せめて火水土風などの属性効果くらいは欲しいところ。

×戦闘参加メンバーが最大４人
仲間が多いのに連れて歩ける人数が少なすぎる。
やっぱり６人が最適かな？

×戦闘参加キャラの性能が没個性
個性的な仲間が多いけど、前衛後裔も装備を変更できるため性能差があまり感じられない。
協力攻撃も使いまわしが多く演出も微妙です…。
サポートメンバーが協力攻撃に加われるのは良かった。

×中断セーブがない
携帯ゲームでは必需品だと思う。
途中でバッテリー切れになると悲しいです。

COMMENT

幻想水滸伝は１からすべてプレイしている古参ファンです。
このシリーズは同じ世界観で舞台と歴史や謎を共有しているので、一見さんには少し敷居が高く感じるのでは？と危惧していました。
１作目が発売されてから随分経っているので、ユーザーも代替わりしていてもおかしくないほどです。
そこでティアクライスは世界観を一新しましたが、新しい幻想水滸伝として成功していると思います。

ストーリーや世界観、キャラクターはとても良かったのですが、ゲームの大半を占めるであろう戦闘が面白くなかったのが残念でした。
サクサクとテンポの良い戦闘は魅力的ですが、連打するだけで終わるものではつまらないです。
ティアクライスの次回作が出るなら、たくさんいる仲間を活かせるのようなバトルシステムの進化に期待したいです。

３Ｄのキャラクターは、オヤジキャラは良いけど、美形キャラほど酷いです。
ローポリゴンでの表現に限界があると思います。

せっかくのWi-Fiなので、追加ミッションの配信とかがあるともっと長く遊べるかもしれません。

いろいろ書きましたが、最後まで熱中して遊べました。
１０８人揃ったときのエンディングは、個人的にはかなり好きです。
ティアクライスの続編が出たら嬉しいですね。