NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

前作・アーケード版は未プレイでの感想です。

○ゲームのコンセプト
もはやシューティングゲームのようになっている最近の音ゲーに手が出せなかった私にとって、「リズムを刻む」というテーマはまさにツボだった。

○タッチ操作の楽しさ
「シューティング」「しゅぎょう」「ウラオモテ」「ロボット工場」は文句なしの面白さ。

○キャラクターのかわいさ
すべてのキャラクターが例外なくかわいらしいのが凄い。

○小ネタ
一つのゲームに、クリア時にでる一枚絵が三種類ずつあるなど、随所にうれしい小ネタがある。

BAD/REQUEST

○「はじく」操作
タイトル画面からはじき操作をさせられることからも分かるように、この作品では「はじく」操作が重要な要素となっており、ほとんどのリズムゲームで使われている。しかし、最後までクリアした時の感想は「はじき操作ってリズムゲームに合わないなあ」だった。タッチに比べて「はじく」というのは明確な基準がなく曖昧な操作方法で、正確にリズムを刻むことがテーマのこの作品との相性は、良くないように思えた。「アイドル」「ブルーバーズ」などはうまくはじき操作を取り入れることができていたと思うが、それ以外は微妙。「組み立て」「ピンポン」はボタンでやりたかった。

○操作性
全体的に見てインターフェースは悪くない、むしろ洗練されている方だが、数点気になる場所があった。まずリトライ機能が付いていないこと。何度も同じゲームをやり直すことが前提のゲームなのに、やり直すにはわざわざメニューに戻って選択し直すのは面倒。しかもゲームのタイトルバックや操作説明を飛ばせないので余計にストレスになる。メニュー画面やサウンドテストでの操作性も良いとはいえない。ゲームを始めるたびに、はじき操作をさせる意味も良く分からない。「良い点」に挙げた小ネタの豊富さも、作り手の押し付けに思えてしまう。

○評価システム
基本的には三種類しかないので、じぶんの上達が分かりにくい。何度も同じゲームをやり直す気力が削がれてしまう。十段階程度あれば良かった。

○ボリューム不足
ゲームの種類自体は豊富で満足しているのだが、いかんせん一つ一つのゲームが短い。リズムのパターンも（パーフェクトなら）同じなので、上記と合わせてやりこむ気が起こりにくい。エンドレスゲームの「シューティング」のように、すべてのゲームにエンドレスverがあれば良かった。

COMMENT

悪いところばかりを長々と書いたが、総括してみれば良ゲーである。後一面、後一面……とやっているうちにいつの間にか夜が明けている、といったゲームだ。
ドラマニの初心者コースですらゲームオーバーになるような、へたれな私にも数日で全面をパーフェクトにできたので、音ゲー初心者にもお勧め。