NintendoDS mk2 :: ルクス・ペインレビュー

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ルクス・ペインレビュー

発売元	マーベラス（オフィシャルサイト）
発売日	2008/03/27
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	伝奇ジュブナイルADV

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	5pt	5pt	4pt	3pt	3pt

総合点
84pt

GOOD!

メインキャラクターは勿論の事、出番がちょっとしかないようなサブキャラも非常に個性が強く、同級生や如月市の人々とのやり取りが非常に面白いです。
……まぁ、普段から犯罪者的な言動を平然と繰り返す人も何人かいますがね(^^;)

また、アドベンチャーゲームという枠組みでありながら、ストーリーに符合した
オリジナリティ溢れるシステム。
心象空間をタッチペンで「削る」という動作が非常に特徴的で、新鮮な感じがするのではないのでしょうか。

さらにボイスが恐ろしいほどに豊富で(主人公のアツキなど全部で197個！)、主題歌「聖なる痛みを抱いて」がもう素晴らしい。高橋洋子の声も非常にゲームに合っている感じです。聞き惚れます。

……と、色々いい点を挙げていきましたが、何と言ってもストーリーが濃いんです。いい意味で、ですよ。
午前中は学園生活を送りつつ、放課後は友達と親睦を深めたり、近所を散策したり、本来の仕事に励んだり。一日の生活のリズムを崩さないストーリーが秀逸です。

BAD/REQUEST

・ストーリーに関して
全体的にストーリーが重く、やり続けると気が滅入ってしまうかも……後半になるほど身近にいる人が危険にさらされていくので、そういった雰囲気が苦手な方にはオススメできません。
また、終盤が非常にあっけないのも残念ですねぇ。せめてラスボスは月末に対峙して欲しかった。最後の方はハッキリ言って、事件を詰め込みすぎている感じがあります。
好感度をどれだけ上げても(確認までもできるし、最大まで上げれば恋人同然な状況にもなるのに)、ストーリーやエンディングにあまり影響しないのもガッカリです。アツキは任務で如月に来ているから、あまり濃密な関係を築けないのかもしれませんが、ちょっとアッサリすぎるかな……
少なくともエンディングがもっと感動的なものであれば……

・システムに関して
いつでもセーブ・ロードが出来るのは嬉しいのですが、中盤あたりに「ハマリ」があるので注意が必要です。(一回マジでハマってしまい、結局最初からやり直しました)
３つあるスロットを有効利用するのがコツです。
公式サイトにもしっかり載っている「エモーション会話」にも不満が残ります。
回数が少ない上にあまり意味が無いので、いらなかったかも。アイテムもただ持っているだけ、という印象が強かったです。

・サイレント戦に関して
サイレント戦は攻撃方法によって３パターンに分かれるのですが、その内の１つが非常にややこしく、戸惑ってしまうことが多いのが残念。他の２つと比べると、これだけ格段に難易度が高いです。

COMMENT

全体的に難易度は高いですが、非常にやりがいのあるゲームだと思います。
システム、ストーリーなどに多少の不満点はあるものの、それを補えるだけのキャラクターと世界観。
かなり好みが分かれるゲームだと思いますが、キャラクター重視でゲームを選ぶ、というような方は一度やってみることをオススメします。
まだまだ未登場のＦＯＲＴメンバーとかいそうだし、如月市のその後(学校の文化祭とか)も気になるし、是非とも続編を出してもらいたいものです。

自分はとりあえず、大好きな高野センセーを助けられるまで頑張ります?(笑)

プレイ時間：20時間以上30時間未満（クリア済）
algeedさん [2008/08/01 掲載]

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