NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

「怖い」これに尽きる。
立体的なサウンド効果や、名前を呼ばれる等の演出でそれが倍増している。
続きを知りたくなるが、その章をクリアすると怖さで疲れているという仕様。

BAD/REQUEST

操作性が酷い。
基本的に逃げゲーなのだが、逃げるためには方向キーとタッチペンの同時押し操作が必要…そしてDS縦持ち。
キー押しっぱなしで走る、或いはLかR同時押し…その程度にして欲しかった。

また、縦持ちにも関わらず要所要所でセレクトボタンを強要される。
これこそタッチで良かったのでは？自動的に切り替えるとか。
縦→横に持ち替えて、内容の無いメールを読むだけでまたすぐ縦持ちに戻される箇所が多くイライラした。

さらに3D探索時に於いて、キモであるはずの「何を調べれば良いか」「何処に行けば良いか」が終始判りづらい。
同じようなゲームに閉鎖病棟があるが、あちらは調べられる物は点滅していた。
過度の演出は興醒めだが、こちらはあまりに背景と同化しすぎて判らなすぎた。

良い点に「怖い」と書いたが、実際に怖いのは序盤だけ。
しかも上記の操作性や雰囲気に慣れず死にやすいとか、その程度。
正直面白かったのは序盤の病院ぐらいまでだった。

物語の展開もお粗末。
導入部でせっかく恐怖心を煽って、面白さを感じたのに
教授の講釈で興醒めにされ、最終的に「良い話」で終わらせようとする為、
強引に登場人物すべてを悟らせ納得させられる。
二周目をしたいと思わないのはこの辺が要因。

ゲーム内ゲームについては…あれ？と思った。
勝手な予想だが、ゲーム内ゲーム（RPG）をちょこちょこ進めて行って?
その合間に現実世界の探索3Dが入ると思っていた。
実際は全くの逆。ゲーム内は移動して話を聞けるだけ。
街や、その1マップから出ることも基本的に出来ない。
話を見る意外に重要性は薄いと思いきや、真のEDを見るためにはこのゲーム内でアイテムを集めきる事が必要。
しかし、ゲーム内にヒントがあるわけでもなく手当たり次第にAボタン。
取ったアイテムは確認出来ない。もちろん現実世界だとかで効果があるわけでもない。意味不明。

難易度は高くないはずなのに、
酷い操作性と、中断セーブなのに巻き戻るという仕様も相まって
結局、難易度が高い…何故こんなことに。

COMMENT

恐怖感は味わえたので、ゲームそのものの短さはまだ問題無い。
でも、呪いのゲームをプレイする恐怖感が全くないのが吃驚。
勝手に配信されたゲーム…というか会話を見るだけ。
もう少しゲーム感を楽しみたかった。

3D探索ゲーは好きではないので、こんなに3D探索がメインなら買わなかった。