NintendoDS mk2 :: ナナシノゲエムレビュー

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ナナシノゲエムレビュー

発売元	スクウェアエニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2008/07/03
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ｃ】15歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	ホラーアドベンチャー

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
1pt	1pt	3pt	1pt	1pt	1pt	2pt

総合点
24pt

GOOD!

ヘッドホン使用でのプレイを推奨するだけあって、音楽は良い。
段々近付いて来る&遠ざかって行くが感覚的に分かったり、自分を中心に前後左右のどこから鳴っているかが良く分かる。
最初に訪れる部屋の心理的恐怖感は秀逸。

BAD/REQUEST

・思うように主人公が移動してくれない。
・扉に対して正確に正面に位置しないと開かない。
・ただ正面に立つだけではなく、近付き過ぎず遠過ぎずの微妙な距離に立たないと扉が開かない。
・正面にほんの僅かでも障害物があると引っ掛かって進めない。
・歩行速度が異常に遅く、十字キーとタッチペンを併用した高速移動時で普通の歩行速度程度。
・部屋中にゴミが散乱している、窓が全て塞がれている、風呂場が異常に汚れている、扉が勝手に閉まる、テレビが勝手につくなど異常な状況に遭遇しても主人公がノーリアクション。
・反応する扉や物以外は全て背景で、一切調べることが出来ない。
・ウリである「呪いのゲーム」に一切ゲーム要素が無く、ただ住民と会話するだけのもので「プレイしたせいで死ぬ」という設定が全く活かされていない。
・ストーリーが有名邦画ホラーそのものだが、その邦画ホラーを超えるどころかそれ以下の薄っぺらさ。
・完全な一本道ゲームで自由度が皆無。
・DSを横に持った際にタッチペンだけでなく十字キーとセレクトも使用しなければならないので、非常に遊びにくい。
・任意の場所でセーブ出来ず、一時中断後の再開も決められた地点なので、再開する度に同じ個所をプレイし直さなければならない。
・序盤は心理的恐怖を煽る邦画ホラーそのものだが、それ以降は幽霊が一撃死の障害物として使われ、昔流行った「イライラ棒」を3D視点にしたような「避けゲーム」になっている。
・ボリュームが少なく、2?3時間もあれば十分クリアー出来る内容。

COMMENT

「呪いのゲーム」がどういうものかかなり期待していたが、ゲーム要素が皆無でガッカリした。
見た目はRPGだが、出来ることは住民との会話のみでRPGらしいことは一切出来ず、自キャラのステータスを見るどころか「話す」「調べる」などのウィンドウすら表示されない手抜き内容。
主人公のあらゆる現象に対する反応の無さも異常で、感情が一切無い人間に思える。
また、幽霊から逃げる際にまで悠長に歩いて逃げる部分もリアリティが無い。
ゲーム制作にド素人な自分ですら「これは有り得ない」「何故これでOKが出たのか？」と思える部分だらけで、本当にガッカリした。
スクエニはムービーだらけのRPGとリメイクしか出せない会社なのだろうか？

オリジナリティ：このゲームのウリである「ゲーム内ゲーム」というアイデアは既出のものなので1点。
グラフィックス：DSの性能もあるが画像が非常に粗いので1点。
音楽：このゲーム唯一と言って良い評価ポイントなので3点。
熱中度：自由度が皆無で熱中出来る点が無いので1点。
満足感：金額に対してボリュームが少なく、内容も悪いので1点。
快適さ：「快適」という言葉とはかけ離れているので1点。
難易度：極端な一本道のアドベンチャーゲームに難易度も何も無いので1点。