NintendoDS mk2 :: 無限のフロンティアスーパーロボット大戦OGサーガレビュー

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無限のフロンティアスーパーロボット大戦OGサーガレビュー

発売元	バンプレスト（オフィシャルサイト）
発売日	2008/05/29
価格	6,090（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	RPG

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	3pt	4pt	3pt	3pt	4pt

総合点
67pt

GOOD!

・戦闘シーン
　ヴァルキリープロファイルを少し簡単にしたようなバトルシステムで、
　自分好みの技連携を構築していくのが面白かった。
　また戦闘中はどのキャラもよく動き、よく喋り、
　カットイン演出が爽快感を引き出していて良かった。

・キャラクター
　キャラゲーといっても過言ないかと。
　ちょっとおふざけ過ぎな所もありますが・・・
　主人公のハーケンのラストバトルに挑む前のセリフなんか
　ストレートながら共感できた。

BAD/REQUEST

・旅している感が全く無い
　せっかく様々な文化の国を行き来するのに、戦闘シーンに比べて
　明らかに劣るフィールド画面の拙さとか、
　街中が一枚絵だけのシンプルな作りだとかで旅情感が全然無い。

・敵の攻撃力が高い
　ゲーム序盤からその時点で最高の防具を装備していても、
　敵のザコの攻撃で8割くらいＨＰを持っていかれる難易度。
　二連続で攻撃されるとほぼアウト。
　それがボスになると闘志（クリティカル）やら熱血（1.5倍）やら
　魂（2倍）やらの精神コマンドを毎ターンでも使ってくるので
　常に死の危険が付きまとう。
　鉄壁や不屈、閃きなどの防御系精神コマンドで耐える事ができるものの
　それを覚えるレベルまでが結構きつかった。（覚えないキャラも一人いる）
　ヌルイゲームがいいとは言わないけれど、自分はＲＰＧでは
　「極力、誰も死なせてはならない。」という自分ルールがあるので（苦笑）
　死ぬの当たり前、生き返らせるの当たり前、の難易度には
　慣れるのに多少時間を要した。

・敵だけの特権、強制回避
　まあこれ込みでバランス取っているのは分かるのですが、
　後半の敵になるとボス、ザコ問わず殆ど「ブロック」という
　一種のバリアみたいなのを張っていて、
　まずこのバリアを攻撃を数回当てて破らないとダメージが通らないし、
　浮かせる事もできないようになっています。が、
　特定のキャラの技でこのバリアを破ろうとすると技の途中でバリアが
　パリーンと割れて変なタイミングで浮き上がり、
　そのまま拾えず着地→強制回避・・・
　という問答無用で攻撃を打ち切られる場合が多々あります。
　で、その後反撃までしてこられ不屈や閃きを剥がされ、
　上でも述べたように敵の攻撃力が高いので
　その後の攻撃でご臨終とかよくやります。
　
　まあこの問答無用で強制回避は技の途中キャンセルや、
　技の構成を変えることで防ぐ事も出来たりするんですが、
　その勉強代が死というのはあまりにも・・・

・アイテムの存在感
　このゲームにはかなりの数のアイテムが登場します。
　同じ効果を持っているけど、国毎に名称が違う回復アイテムとか、
　装備品、アクセサリなども豊富。ただ、
　テキストだけなのでなんか存在感がない・・・
　戦闘シーンで武器グラが変わったり、せめて小さくてもいいから
　アイテムグラフィックがあるとコレクションする楽しみもあって良かった。

・アシェン・・・
　このゲームに登場する主人公サイドのキャラは、それぞれ技、精神、
　あと特定の条件で発動する特殊能力というものと、個人専用装備等があって
　それぞれ特色がありながら上手くバランスが取れている・・・
　と思いますが、アシェンだけなんか精神コマンドがショボイ気が・・・
　ちょっと後半のボス戦では使えないです。（他に強いキャラがいるので）
　個人的には好きなキャラなんだけどね・・・

・必殺技が一つ
　このゲームではフロンティアゲージというのを戦闘中に溜めて
　ザコ戦ボス戦問わずそのゲージを消費してバンバン必殺技を出していく、
　という戦闘スタイルなんですが、最初から最後までこの必殺技は
　キャラ毎に一つで替わりばえしないので段々飽きてきますね・・・
　せめて後半になるともう一つ覚えるとかあると良かった。
　本家スパロボだったら後継機乗り換え（で、必殺技も当然変わる）
　とかあるのにね。