NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

まず、音楽の評価は音質ではなく、メロディそのものになりますが、非常にいいです。久石さんが作曲したのは数曲だったかと記憶してますが、オープニングや各キャラクターのテーマ等　他の音楽もすばらしいです。　音質自体は携帯機のせいか、若干音割れしてるようですが、これはしょうがないと思います。　他のゲームでもおなじように感じるので。　ストーリーは本当にいいです、村人一人一人の台詞が複線であり、奥深い台詞ですし、大本のストーリーにからまない村人も生き生きとしています。　大本のほうは典型的な完全懲悪ではなく、むしろ敵側に感情移入してしまう場面が多々あります。　これでもかと濃いキャラクターが出てきて、映像ではなく、シナリオでリアリティを感じさせる点においては、最高だと思います。　演出もすばらしいです。ネタバレするので、伏せますが、おなじ行動をとるのでも、音楽と動きをちょっとかえるだけで、こんなにも爽快だったり、達成感を感じさせてくれるのかと関心します。　村を開放した瞬間であったり、村人から送り出される瞬間。　新たなフィールドに降り立った瞬間に感じる感動はプレイしてみないとわからないと思います。オリジナリティーはジパングという舞台設定、などはオリジナリティーがあると思うのですが、ＲＰＧゲームという点は通常のドラクエ等と代わり映えがないので、４としたいのですが、１５年前ではなく現代基準にすると３となります。グラフィックは当時ＰＣエンジンでプレイしたときは驚愕しましたが、あくまで今の携帯ゲームとしての判断にしました。厳しくつけて２とさせていただきます。やはり、グラフィックは時代を感じます。ただ、このグラフィックだからこそ、快適な（戦闘は本当に快適です。ロードは皆無です）ゲームともいえるかと思います。ですが、グラフィックはあくまで現代基準で厳しく２です。音楽はこのゲーム以上にいいと思う、もしくは同レベルですと、ドラクエ３くらいしか思い当たりません、個人的な趣味になりますが、とにかくいいです。一度聞いてみる価値はあるかと思います。　私はオープニングの音楽から身震いしました。文句なしの５です。熱中度は５です。クリア後にイベントがあるから５とかではなく、一回クリアするまでの総合的な熱中度でつけました。
ひとつのお話が終わるたびにまた、ひとつの関連性のあるストーリーがあるので、やめどきが難しい上に、自分のプレイスキルの上昇がそのまま戦闘の有利さに直結しますので、頭で考えて戦う事が楽しくなります。ここを熱中度の高いポイントとしました。　もしも、戦闘に楽しみを見出せない人がプレイした場合、ただの難しいゲームになると思います。コマンドを戦う　しか選ばないようなタイプの人には、バランスがきつく、ただのレベル上げといった作業が必要になるでしょう。そして、戦う、回復、弱ったら宿屋という往復は苦痛になるかもしれません。このゲームで一番使わないコマンドが戦うといっても過言ではないほど、いろいろ忙しいです。洞窟でひろった何気ないアイテムを使ったり、武器をつかったりアイテムを駆使して戦う楽しさを熱中度５としました。通常、ダンジョンをすべてストレートで進んでもクリアはできるようになってます。ただ、１コマンド１コマンド頭をつかって、仲間の行動順序を考えて、敵の行動を予測し、アイテム、魔法、防御、かばう、を駆使しての事ですので、ボタン連打、ＨＰがへったら回復。というプレイスタイルでは相当余分なレベルが必要になりますので、戦闘には頭を使ってください。それがおもしろくなってくれば最高に楽しめると思います。ですが、そういったプレイスタイルが万人受けするかわかりませんので、難易度の項目で厳しめにみて　かなり難しい、そして快適差の項目にゲームバランスがあったので４としました。個人的には戦闘等ゲームバランスは絶妙、職人芸としかいいようのないバランスで５としたいのですが、万人うけ、ライトユーザーのかたもレビューをみてると思うので４としました。　非常にいいバランスですが、多少人を選びます。満足度は５です。　このゲーム以上に満足したゲームは、人生でありません。　クリアするにいたるまでの達成感、感動の一言です。
私はＰＣエンジンからＰＳ２，そしてＤＳと何度このゲームをやったかわかりませんが、とにかくそのバランス、ストーリー、音楽には何度でも感動する、そして、関心します。　ゲームがまだゲームらしい時代にまさに命をこめて職人が作った最高のゲームだと思います。古いゲーム、むかしプレイしたゲームだからという目であまくつけてはおりません。グラフィックスも１５年前を考慮するなら５です。ただ、現代評価にあわせるなら２です。　もっときれいなゲームは多々あります。このゲームのリアリティはシナリオです。村人一人の台詞も聞き逃しては損をします。大人にしかわからない台詞などもちらほら、グラフィック等の好き嫌いだけでプレイしないのは本当にもったいない、ぜひ一度プレイしてもらいたい作品です。

BAD/REQUEST

悪いところはまず、グラフィックです。いくら１５年前とはいえ、今このグラフィックをみたら、所詮昔のゲームだろうなと思われても仕方ないでしょう。ただ、古参ファンからはここまで完全に移植してもらえると感慨深いです。評価が割れるところですが、悪いとさせていただきます。あとシステム面は一度回復魔法をかけて、すべてのウィンドウを閉じてからまたかけるなど、若干面倒なところがあります。いっかいいっかい掛けてる感があっていいのですが、今時のゲームとしては不親切に感じるでしょう、ここも悪いところとします。
ゲームバランスですが、頭を使ったりして戦闘を行うタイプの人もいれば、戦う、回復、のみを行うタイプの人もいるでしょう。　戦闘バランスを調整したモードがあってもよかったかと思います。女性や、子供にはきついかもしれません。
単純に戦闘を行う場合レベル上げといった作業や　お金稼ぎを敵を倒してのみおこなうなど、苦痛に感じるところが出てくるかと思います。
なので、簡単バランスモードがあってもいいかと思います。
ちなみに、戦闘に関しても、お金かせぎにしても、おもしろい台詞で注意をよびかけてくれます。
たとえば、ただ戦うだけじゃだめだよ、なんのためにほかのコマンドがあるんでしょうね　などという忍者や　いちいち敵と戦ってお金かせぐ勇者は大変だ、頭つかってお金もうけしなさいよという女の人など、にやっとしてしまいますね。
上記にもつながりますが、単純戦闘、レベル上げ等を行う場合はプレイ時間がかなり上がるかとおもいます。ボリュームのあること自体がだれる原因にもなるかもしれませんので、難しいですが、プレイ時間の長さも悪い点の一つとします。
あと、敵キャラが濃すぎる点もある意味悪いかもしれません。　後半にでてくるコックの豚や、へんなおじさんなど濃すぎる面面は女性の中には苦手？かもしれないです。　そこがいいのですが、個人の好き好きになってしまいますね。
私はＦＦにでてくるような無個性で見た目だけ違うモンスターよりも、一人ひとり生きてる敵にこそ感動するのですが、やはり好き好きでしょうね。
敵を倒すときに、こいつにもいろんな人生や憤りや想いがあるんだな、と感じるゲームです。そこが好きになれるかならないかは、非常にこのゲームをプレイする上で重要なポイントだと思います。　濃すぎるキャラクターという点では、あるいみ悪い点に感じる人もいるかもしれないので、こちらにかきました。
あと、巻物という形で魔法を手に入れるのですが、重要な巻物でも見落としていると手にしないで先にすすめるので、見落としがちな巻物があるのも悪い点ですが、
村人の話をきっちりきいていれば見落とすということもないかと思いのですが、最近の人は村人ひとりひとりの台詞をきいてまわるということを、面倒とかんじるかもしれませんので、あえて悪い点にします。　ただし、村人の台詞をきかないでこのゲームをやるととても損をします。あと、ラスト付近のダンジョンで非常に難解なところがあります。私などはもうたいがい道を覚えてしまっているのですが、初めてプレイしたときは半泣きだったのを覚えています。　そこをぬけてそこのボスと戦ったときの達成感たるや言葉には尽くせないものがありましたが、今時にいうなら、目印機能をつけたり、マップ自動生成（ＤＳなので独自のモード要素として）の巻物があってもよかったと思います。このダンジョンは相当な難易度ですので、子供や女性にはストレスを感じると思います。　何度ももぐるとそのうち見えてくるのですが、そこまで要求するのもどうかと思います。敵もつよくて、何度も全滅するでしょう。ただ、全滅するのもこのゲームのいいところです、なにもペナルティはないのでがんがん突き進んで、失敗したところを修正してください。
タッチペンによる操作と攻撃に関しては悪いです。手でプレイするのに疲れたときタッチペンで移動した程度で、なくてもなんの問題もありません。なのでタッチペンを使用したゲームを希望する人にはあいません。なくてもまったく問題ないです。

COMMENT

こういったサイトをみつけて、最近プレイしたので書き込んでみました。
もう１５年にもなるユーザーなので、初めてやる人、やったことがない人向けに評価をしたつもりですが、どうしても主観になる部分があるかと思いますので、他のかたの評価をみて、比較して、それでもやる価値があると思ったら、ぜひプレイしてみてください。天外２というゲームは１５年前に登場し、今もなお現役で愛されて続けているゲームです。その理由を確かめる意味でもプレイしてみてはいかがでしょうか。個人的にはＰＳ２版ではなくこちらのＤＳをお勧めします。ＰＳ２のほうは、かなり別物な仕様になっていますので、より深く感動できるのはＤＳ版かと思いますので。

最後になりますが、プレイしてみようと思った方、ぜひ戦闘はじっくりと考えて行ってみてください。　拾った武器防具、アイテムは一度はつかって、どんな効果があるか確認してみてください。　意味のないような武器防具にも、おどろくべき効果が隠されている場合があります。　攻略サイト等にものっていますので、ネタバレしないように武器防具の効果だけでもみたらいいかもしれません。　見ないでやってみて、クリアした後攻略記事とうをみて、そうだったのか、そんなことがあったのか。などと確認してからもう一度レベルを低い状態でもクリアを目指してみたら、またちがった難易度、バランスの天外２に出会えると思います。