NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

やはり実写は臨場感があります。舞台になっている３ヶ所の観光地の内、私は由布院に実際に旅行に行ったことがあるので、由布院の章は特に楽しめました。
　主人公の女性三人組のやり取りは、ベタですがよかったです。あんまり綺麗じゃない、という意見もありますが、私は味があって良いと思いました。表情豊かだし。
　観光案内は普通に使えます。

BAD/REQUEST

　まずゲーム性の低さです。推理させる部分が少ないし、ゼンリンの地図を使っているのに以外に移動できる場所が少ない。正解以外の選択をしたときのリアクションも寂しかったです。
　登場人物が少ないです。全体的にチープっていうのかな・・・。
　回想モードから、直接ゲーム本編に復帰できれば良かった。その仕様ならBADエンドを探す作業が楽だったのですが。
　誤字、というか誤植的な箇所がいくつかありました。
　全3章ですが、各章につき１つしかセーブポイントを作れない。
　観光案内で、なんでこのお店、この宿が載ってないの？というところがあるのですが、これはどんなガイドを見ても感じる事なので、しょうがないでしょうか。
　私はなるべくタッチペンを使わないでプレイしたい派なので、十字キーだけで全てのカーソルが動かせればよかった。

COMMENT

　実写のゲームが好きで、2時間ドラマが好きで、10時間未満で全クリア出来てしまっても許せるという人にだけオススメします。でも、城崎、洞爺湖、由布院のいずれかに思い入れのある方も楽しめるかもしれません。
　エンディングにゲームの撮影風景画が流れるのですが、それを見るとすごい低予算で作られているんだなぁということが分かります。一人二役の方が複数いますし、全部ブルーバック撮影で、風景写真に合成しているだけです。
　しかし、私はこのゲーム、好きです。実写の風景には、イラストではけっして出せない臨場感がありますし、クリアする頃には主人公の3人娘に愛着を感じてしまいました。個人的にはぜひ続編を出して欲しいです。もし出るのなら、今度は京都を舞台のひとつにして欲しいです。そして、エンディングくらいは実際に現地ロケをしてムービーなんかを流して欲しいですね。ゼンリンさん、よろしくお願いします。