NintendoDS mk2 :: すばらしきこのせかいレビュー

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すばらしきこのせかいレビュー

発売元	スクウェアエニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2007/07/27
価格	5,980（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon（通常版／本体同梱版）／ YouTube
タギングトップ3
タイトル概要	タッチアクションRPG

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	4pt	5pt	4pt	5pt	4pt	3pt

総合点
90pt

GOOD!

[オリジナリティ]
戦闘のシステムが非常に画期的かつ独創的でした。
ＤＳのタッチスクリーンと２画面の特徴を十二分に生かしています。
ＤＳでこれを超える戦闘システムはしばらく出てこないのではないでしょうか。

渋谷の街ひとつを舞台にしている点も新鮮でした。
ブランドの意識、洋服の買い物などが渋谷らしくて良いです。

[グラフィック]
ドット絵が繊細に描けており、かつよく動きます。
キャラクターの一枚絵も高い画力で描かれています。
背景も色調に統一感があり、またわざと極端なパースをかけていて２Ｄの平板な印象がありません。

[音楽]
このゲームの一番の満足点です。
フィールド画面で、戦闘で、曲に合わせて歌が入る！
個人的にはＳＦＣのテイルズオブファンタジアに主題歌がついた以来の衝撃でした。
また、どの曲もラップ調なのでループしてるうちに食傷気味になることもありません。
エンディングの曲も終わりにふさわしい余韻を残してくれました。
サントラも買いましたがこちらも満足です。

[熱中度]
戦闘がとにかく楽しいです。
手に入るバッジ(能力)が３００以上あるのでデッキの組み換えが楽しい。

渋谷らしく、お店の大半が洋服屋ですが、そこでの膨大な商品の買い物が超楽しいです。
雑魚を狩ってはお店へ、のくり返しだけでも楽しめました。

[快適さ]
非常に良く考えられてつくられています。
システムはひとつずつ追加され、それぞれチュートリアルがつくので理解が追いつかないことはありません。
戦闘もイージーにすればかなりクリアしやすくなるので強敵で詰まる、ということもあまり起こりません。
気配りが行き届いていて文句なしです。

[満足感]
一周するだけでもかなりボリュームのある量です。バッジ収集、アイテム集め、高難易度設定の戦闘などなどやりこみ要素も山ほどあるので長く飽きずに楽しめます。

[シナリオ]
ドラマツルギーをきちんと知っている方が書いたシナリオだと感じました。
伏線の張り方なども見事です。
主人公が初っ端から邪気眼系中二病ですが、すぐに治ります(笑)

[戦闘]
他の項目で書いたこととかぶりますが、戦闘が出色の出来です。
タッチペンと２画面を生かした戦闘は時間を忘れてハマりました。
最初は下画面だけ見ていて十分ですが、上画面も同時に操作しようすると操作の難易度が劇的に上がり、飽きません。

BAD/REQUEST

・一部の曲のボーカルがやや音痴なのがちょっと残念。
・２週目以降は難易度「アルティメット」や戦闘１６連戦などが可能になるのですが、それに必要なアイテム「ヒヒイロカネ」が死ぬほど手に入りにくいです。知らずに序盤で使い切ってしまうと、せっかくの２週目の醍醐味が味わえません。
・「空間をタッチ」系のバッジを複数装備すると自分の思ったとおりの能力が発動してくれないときがあります。能力発動の優先度を明示してほしかったです。
・２週目のレポート収集やエンティング変化の条件が厳しすぎます。真相にたどり着けないユーザーも多いのでは。