NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

画像には大きな変化はなかった。
が、下手にいじってしまって、思い出とのギャップを感じさせるよりはいい選択だったのでは。
音楽は変化は小さいものの良くなっており、GBA版をプレイした人はすんなり入りつつ喜べる出来では。
懐かしさもあいまってうれしいかと。
5話は長すぎて少々冗長気味だったものの、ストーリーは満足いく出来だった。

そしてそれらほかの部分より気になっていた快適性、操作性は抜群だった。
DSでの初製作ということもあり、ほかのメーカでよくみる
「タッチパネルとキー操作を中途半端に混在させて操作を煩雑にする」
ということがなく、どちらでも快適に操作できるようにされており、
この点は非常に高いポイントをあげていいと思う。
初移植という点を考えればなおさらでは。
初代GBA版ではなかったクリアシナリオの文字スキップも追加されていたことや、
GBAスロットに初代を刺せば最初からクリア済みになったりすること、
目立たないが親切な設計はありがたい。

BAD/REQUEST

カガク捜査などの新システムは必要性が低かったのではないかと思う。
少々DSならではをだそうとした無理やり感を感じた。

文字送りのときに下画面がピカピカ光るのはどうかと。
たまに無性に気になって邪魔くさく感じた。

5話は長かったが、それをボリュームがあるというのかと聞かれると…。
たくさんやっている、というよりは延々やっている、といった感じだろうか。
面白くないわけではないが、冗長というかテンポがあまりよくなかった。

COMMENT

移植ということで雑なつくりだろうかと思っていたが、たいへん丁寧なつくりだった。
気づきにくいけれど、もしそうじゃなかったら大変ストレスを感じるだろうな、
というようなポイントが多かった。
ただ単に面白いだけでなく、プレイを阻害しない丁寧さというのが、
このシリーズの評価を保っているのだなと実感した。

ゲームとしてはこれまでのシリーズが好きなら十分楽しめるだろうし、
知らない人でも興味を惹かれたならかって損はないと思う。
あと、スタッフロールはちょっとした仕掛けがあるので、弄繰り回すといいだろう。