NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・タッチペンで記号を描いて魔法を発動させるというアイディアがユニーク。
・このアイディアを生かすゲームデザインがされてる。
各種ルーンは手書きっぽい形状ながら認識率は良い。ルーンが速く正確に描ける程戦闘に有利になるし、多くの魔法を覚えていればいろいろ困難な状況に対応できる。上達する楽しさがあり魔法を操っているイメージに浸れる。
・ユニットや魔法の種類が豊富（魔法は４００種類近くある）で、それぞれに用途がある。高めの難易度を乗り越えるためにいろいろ考え工夫するのが楽しい。
・グラフィックは素朴な感じがするが綺麗で、魔法のエフェクトもがんばってる。

BAD/REQUEST

・タッチペンメインの操作なのだが十字キーとＬボタンも併用するため、ＤＳ本体を片手で持ちあげるスタイルを強要される。手が疲れるし操作しづらい。
・ユニットの表示は大きいとはいえず、操作ユニット数は多めで重なりがちで、キーやアイコンで特定の種類のユニットを選択する事ができない（主人公がとっさに選択できる工夫が欲しかった）、ユニット選択枠がなぜか円状、ユニットが地形に引っかかりやすい、自動反撃等の行動方針の設定ができない、等々、ユニットの選択や行動の指示が思うままにならず、ハードの事情はあるにせよリアルタイムウォーゲームとしての操作性は良くないと思う。
・にもかかわらずクリア条件の厳しいステージがいくつかあり、理不尽な思いでゲームオーバーを迎える事も多く、ストレスが溜まる。
・「ルーンで魔法を発動する」という部分を除くとＧＢＡの「モンスターサマナー」に似ている。（そういう意味では特別オリジナリティがあるともいいづらいかも）

COMMENT

アクションＲＰＧというよりはリアルタイムウォーゲームです。
ルーンで魔法を発動させるのがユニークかつ面白く、タッチペンを生かして携帯機でリアルタイムウォーゲームを実現してるのもポイント高いです。
しかしながら仕方ない所もあるにせよ操作性は厳しく、快適なゲームとは言いがたいです。ゲームオーバーを何度も経験しても切れない気の長い人向き。
グラフィックやサウンド、ストーリーなどの演出面は普通レベルだと思います。

プレイする価値があるゲームとは言えますが、エンディング迎えるまで遊び続けれる人は多くはないかも。