NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

まず、私はこのゲームを発売日に買ったのですが、（間が空いた時期もありますが）いまだに楽しく遊べるというのは我ながら驚異的です。
インターネット上でもまだまだWi-Fi対戦が盛んです。

なんと言ってもWi-Fi対戦が面白いです。
Wi-Fi対戦ではレベルを５０もしくは１００に補正できるので、身近な友人と対戦する時でもWi-Fi通信を介して対戦しています。

５００匹近くいるモンスターの中から自分だけのパーティを作るコトができる。
同じモンスターでも、自分の考えた型で他人のそれと差別化が出来る。
強いモンスターを集めて最強を目指すもよし、自分のこだわりのモンスターでどれだけ戦えるかを突き詰めるもよし。
そこから生まれる対戦での駆け引き、読みあいがたまらなく楽しいです。


このゲームに「最強モンスター」や「最強パーティ」は存在しません。
突き詰めようと思ったらとどまるトコロを知らない、やりこみ要素は無限大です。
熱中ゲームを超えて「廃人」になる恐れのあるゲームです。

BAD/REQUEST

対戦ができる環境にある人と、そうでない人とでこのゲームに対する評価はかなりの落差が出てくる思います。
このゲームの肝は何と言っても通信対戦にあると言っても過言ではありません。

それも、Wi-Fi対戦に限ります。

Wi-Fiを介さない通常の通信対戦でレベルの補正が出来ないのが最大の不満点です。
（つまり、例えばレベル５６、８９のモンスターを持ち寄ってもWi-Fi対戦ならば両方ともレベル５０に補正され、フェアな対戦が可能となる。通常の通信対戦にその機能が無い）


それと、二つ目の大きな不満点はボックスの操作性でしょうか。
せっかくタッチペンという最大の武器があるのに、それを全く生かしていない点が挙げられます。
というか、生かそうという発想が感じられません。
このゲームである意味もっとも煩わしい部分であるこのボックス操作に、タッチペンという最も効果的なインターフェイスを何故取り込まなかったのか。

COMMENT

私はこのような、いわゆる「廃人ゲーム」には未だかつて出会ったコトがありません。

Wi-Fi対戦が出来る環境の人なら誰でも廃人に追い込まれる可能性のあるゲームです。


「個体値はいらない」という意見も多く目にしますが、私は逆に個体値こそがこのゲームの大きな要素だと思います。

個体値があるコトによって同じモンスターの種類でも個性が出ますし、同じモンスターは全員同じパラメーターというのはいかにも安い出来な感じがしてなりません。

「個体値はいらない」と思う人は個体値など気にしなければ良いのです。

個体値など気にしなくてもゲームのクリアには全く支障ありませんし、対戦で勝つコトだって不可能ではありません。

個体値が低くても性格や努力値で補うコトもできます。


良いトコロにも書きましたが、個体値をいくら粘ったトコロでこのゲームに「最強」は存在しません。

そこがこのゲームの面白さの最大の要因です。

個体値を含む様々な要素が絶妙に対戦の面白さを引き立て、このゲームを成り立たせているのだと思います。