NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・全体的にシナリオが良い
　　突拍子も無い選択肢を選ばないといけない事はあまり無く、
　　きちんと赤川ワールドなミステリーが展開されていると思います。
　　原作に無いらしい一部シナリオはちょっとアレですが…。
　　逆に、推理どころ以外は変な選択肢を選んで会話を楽しむ事もできます。

・怖すぎない
　　わざわざ選ばないと死ぬ事は少ないです。特に原作ベースの話は。
　　なので、かまいたち的怖さはそんなに無いと思います。
　　幽霊は全部の話に絡んできますが、脅かされたりは基本的にしません。
　


ＤＳになって良かった点
・しおりができた
　　最初からやり直しという事から解放されたおかげで、
　　ＰＳの時には出来なかったエンディングコンプが無事にできました。

・ミステリーチップを使うべき場所が何気に分かる
　　上画面に注意する必要はあるものの、おかげで全部読む事ができました。

BAD/REQUEST

・スキップが使えない
　　ベストエンド（グットエンドでもいいのかも）を見るまで、
　　Ｌボタン長押しの手放しスキップが使えない。
　　なので、エンディングコンプをしたい人にはちょっと不便。
　　でも、一度エンディングを見ればＢ＆Ｒボタン押し続けのスキップは
　　使えたような気はする。

・しおりに話数と場所しか書かれない
　　物語の主な舞台は図書館で、そこでしおりを挟む事が多いと思うので、
　　下手すると１?４のしおりすべてが「野々宮図書館」となる。
　　自分である程度覚えとかないといけません。

・人物相関図を埋めるのがシンドイ
　　おまけ要素を全部見る為には人物相関図を埋めないといけなくて、
　　その為には文章中の色の変わっている箇所をタッチする必要があるのだけど
　　稀に、ある選択肢を選んでいかないと色が変わらなかったりして大変。

COMMENT

赤川次郎さんが好きなら、買って損はないと思います。
グットエンドに到達するだけなら、そんなに難易度も高くないので、
それぞれの話をきちんと最後まで楽しむ事ができると思います。


全てを遊び尽くそうという人への注意としては、
自分の場合、相関図が２箇所足りないのを埋めるのに３時間以上かかったので
根気が必要かもしれません。
ただ、明らかにＰＳ版にくらべたら、しおりがある分やり込みやすいです。
そして、全てを埋めた後に出てくるオマケは、
まぁ楽しいですが達成感の方が優ると思った方がいいです。

あと、データが完全に独立して２つ作れるので、
１人で遊ぶなら男女それぞれを主人公にして遊べますが、
どちらかしかやるつもりがないなら、男主人公をおススメします。
その方が、女弁護士さんが素敵！、というのもあるのですが、
何より女主人公の場合、パートナーが余りにヘタれでイラっとします。