NintendoDS mk2 :: 悪魔城ドラキュラ蒼月の十字架レビュー

ジャンルメニュー：

悪魔城ドラキュラ蒼月の十字架レビュー

発売元	コナミ（オフィシャルサイト）
発売日	2005/08/25
価格	5,229（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	アクション、プレイ人数：1人?2人

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	5pt	4pt	4pt	4pt	4pt	3pt

総合点
79pt

GOOD!

※グラフィックス
やはりそのグラフィックが第一に挙げられるでしょう。
2Dドット絵のゲームが衰退して久しいですが、このシリーズはPSの同シリーズ、月下の夜想曲以降も、GBAに移行してまでも2Dドット絵の路線で続いてきました。しかしGBAではどうしても最上級のドット絵と言われたPSの月下を超えるものは作れませんでした。それが今回NintendoDSへハードが移ったことで月下の夜想曲並、背景の3D表現を含めれば月下の夜想曲を超える、最上のドット絵ゲームとなりました。

※音楽
音質面については過去の同シリーズ作品、PS版月下の夜想曲に劣りますが、月下の夜想曲以降のGBA3作品に比べると格段に音質も向上しています。音楽自体はスローペース（ヒーリング系？）の曲がアクションと合うのか、という部分が賛否両論であるようですが、個人的にはそのようなまったり系の曲もむしろ好きな方なので、その部分も含めて最高だと思っています。過去のドラキュラシリーズを象徴する音楽のアレンジも入ってる為、往年のシリーズファンとしては涙ものです。

※熱中度
どのように熱中したかと言われると難しいですがとにかく時間があれば只管やっていました。

※満足感
クリア後のおまけ、更にそのおまけでの縛りプレイなど含めるとお腹いっぱいです。

※快適さ
NintendoDSで2画面になったことにより、探索型になってからのドラキュラでは常に重要な存在であったマップ表示がプレイを続けたまま表示できるようになり、一々確認の為にゲームを中断する必要がなくなったのは非常に良かったと思います。前作暁月の円舞曲のソウルシステムの問題点であったソウルの切り替えが面倒という点も、ソウルと装備を切り替える為のソウル、ドッペルゲンガーによりかなり改善されています。

※難易度
探索型になって以降の今までのシリーズよりモンスターの攻撃パターンや配置がいやらしくなっており、よりアクションゲームっぽくなったのもポイントです。特におまけモードは探索型以前のドラキュラを思い出させる作りになっており、別々の、2本のゲームをやっている気分になりました。

BAD/REQUEST

（全て強いて言うならば、です。）

※オリジナリティー
前作のシステムを強化したゲームですのでオリジナリティーにかけましたが、タッチパネルを使った仕掛けはあまり有効に使えていなかったかなというのが印象です。

※グラフィックス
パッケージにも採用されていたアニメ絵に不満を感じました。あの美麗なドット絵の世界には間違いなく不似合いな選択であり、この部分だけ今現在なお受け入れがたい部分です。イメージイラストもリアルだったら何の文句もなかったのですが・・・。

※音楽
グラフィックがよくなると音楽にも贅沢を言いたくなるものです。今回もGBA版に比べればマイナス点など無いに等しいのですが、ここまでグラフィックがよくなるとやはりPS版月下の夜想曲とあらゆる面で比べてしまうわけで・・・。内蔵音源での音楽再生ではなく、音質も求めてストリーム再生にしてもらえるともっとよかったですね。

※快適さ
快適さとは違うかもしれませんが、セーブポイントが3つしかない、ハードモードがクリアデータでしか選べない、おまけモードをクリアしてもハードモードが選べないなど、少々不満に残る点もありました。

※難易度
贅沢を言えばもう少し上げて欲しいかなと。

※プレイ時間
もっと長くしてもらえればそれに越したことはないですね。