NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

ストーリーは4点。
メタルマックスシリーズのおもしろさそのままで、
テキストや世界観、ゲームバランスなど昔のRPGという感じで、
SFCの頃のRPGが好きならそこを楽しめるだろう。

BAD/REQUEST

快適さ0点。
ありとあらゆるかゆいところに手の届かないインターフェースはひどいの一言。
どう見てもボタン操作前提に作っているのに無理やりタッチオンリーにしている。
選択肢を選ぶ時もウィンドウがやたら狭かったり、
店などもいちいちタッチする場所がやたら変ったり、
同じアイテムを使う時も「アイテム選択」「対象選択」
などといった感じなのだが、ボタンならAを連打するだけのところを、
タッチペン操作なのでタッチする場所が頻繁に変り、ちゃんと画面を見て、
狭い選択肢をしっかり狙って押さねば成らない。
二回三回なら良いが、これが回数が増えてくるとかなり苦痛になってくる。
戦闘中もいちいち小さな「攻撃」コマンドをタッチして敵を二回タッチという煩雑さ。
移動もタッチしっぱなしにしなければならないのにやたらと遅い。
とかく何をするにもストレスがたまる。
あらかじめ覚悟していたし、さらに慣れた終盤でもかなり手が疲れた。

さらにバグもひどい。
それもフリーズしたりセーブデータが消滅するような致命的なものばかり。
もともとメタルマックスシリーズはバグが散見できた物の、
ゲーム自体が出来なくなるようなひどい物はそうなかった。
戦車RPGなのに、特定の戦車をパワーアップしようとするとフリーズするのは、
いくらなんでもひどすぎる。
カウンターを出したらフリーズする格闘ゲームのような物だ。
ラストダンジョンも、とあるイライラする場面を越えてホッとしたところで、
ドッグシステムというワープする道具を使うと、前画面に飛んでしまい、
そこから戦車が脱出不能になってしまう。
自分はそれで2時間近くをふいにした。

オリジナリティーは2点。
戦車が使えるRPGということや、独自の要素は評価できるが、
すでに今までのシリーズでもあったし、むしろ今までの物より劣化している。

グラフィックスは2点。
目に付くような悪い点もなかったが良いところも特にない。
戦車のグラフィックスはせっかくのポリゴンなのに、
何故かやたらかっこ悪いアングルで固定されており、マイナス。

満足感は2点。
いろいろと遊べる要素は多そうなのだが、やる気が起きない。
今までのシリーズに比べても自由度も低い。

COMMENT

タッチペンやバグなど、あまりにもひどい部分が目立って見えづらいが、
それ以外にも「もっとマシにできるだろう」というポイントがかなり多い。
ゲームとしては久々にRPGやっているなあと思えるゲームだったので、
せめてボタン操作が出来れば中の下ぐらいの評価になったのだろうが。
DSとしてはそれなりにボリュームとやりごたえのある、
昔ながらのRPGといった風だっただけに非常に残念。
やって後悔はしていないが、他人に勧める気にはならない。