NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・証拠を提示して矛盾を見つけ出す楽しみは健在。
・カガク捜査が面白い。
・操作性を下手に変えず、従来シリーズをほぼ踏襲していること。

BAD/REQUEST

・オドロキ君の存在意義

主人公交代の割にはナルホド君に食われてしまっている印象を受ける。
これならば主人公を変えずにナルホド君のままにしておけば良かったし、
オドロキ君を表に立たせたいならば未練がましくナルホド君を出さない方が
良かったかも知れない。
このことは全体のストーリーの流れにも通じる。
第１話?第３話は第４話への伏線（特に第１話）的内容であるが、
結局はナルホド君中心の内容であったので、第４話が終わった後、
一層オドロキ君の存在感の薄さを実感してしまう結果となってしまった。

・牙流検事の立ち位置

１?３までの狩魔検事や御剣検事と違って、初手から弁護側に協力的。
検察側VS弁護側という構図をあまり感じない。
この構図の下で矛盾をあばいてこその逆転裁判なのに。

・強引な内容

若干の強引さはこのゲームの個性でもあるので目を瞑るが、
「動揺時にのみ脇の下に汗をかく」のを見抜くというのは、
非現実的過ぎるし、意地悪過ぎる気がする。
（尤も、前シリーズの霊媒も非常に強引であったが…）

・音楽

１?３に比べて印象に残る曲が少ない。

・キャラ

他の方と同様、インパクトがあって好感の持てるキャラが今回はパンツ君以外皆無。
普通過ぎるか、極端にアクが強いかどちらかしかない、という感じ。

COMMENT

非常に期待していたのですが、実際にやってみると
余り出来が良くありませんでした。
終わり方も何となく尻切れトンボで、クリアしたという達成感よりも、
あまり面白くないダラダラしたシナリオをやらされていた疲労感の方を
感じたと言うのが正直な所です。
「蘇る逆転」や「２」、「３」をやった後に、余り期待せずにオマケ程度でやってみると
良いかも知れません。