NintendoDS mk2 :: 逆転裁判4 レビュー

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逆転裁判4 レビュー

発売元	カプコン（オフィシャルサイト）
発売日	2007/04/12
価格	5,040（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon ／ YouTube
タギングトップ3
タイトル概要	法廷バトル、（廉価版、2008年4月24日発売：2,100円）

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
5pt	3pt	3pt	4pt	4pt	4pt	1pt

総合点
79pt

GOOD!

■霊媒システムを排除して「みぬく」システムを採用した事
霊媒はどうしても「被害者を直接霊媒して真犯人聞けば終わるのに」
という疑問があったのでその点は良いと思う。
■メイソンシステムを使ったアイディアは面白かった
まだ荒削りだけど練りこめばもっと面白くなりそうに感じた
■基本となる部分に変に手を加えなかった事
「逆転裁判してる」感じは保たれてたので好印象
■相変わらずキャラが個性的で斬新
初登場時のインパクトの強さが印象的ですが
個々のキャラはちゃんと立ってたと思います
■カガク捜査がさらに進歩している
矛盾点が無いわけではないですが
単純にやれる事が増えたのはいい事だと思う
■シナリオ
ストーリーは満点の出来ではありませんが、
完結してる所はしっかり完結してますし
良い意味でのどんでん返しもあったので満足してます。
■難易度
はっきり言って簡単です。でも簡単だからこそ逆転裁判だと思います。
普段あまりゲームをしない人でも十分楽しめる難易度です。
マルチエンディングでもないですしね。
■その他
他に類似したゲームも無いですしオリジナリティは高く評価してます
グラフィックと音楽は可も無く不可も無くと言ったところ。
ガリューウェーブのアレはどちらもやたら印象に残りますがｗ
ただ「キャラが良く動いてるなー」という印象はありました。

BAD/REQUEST

ネタバレを回避しつつ書くのはなかなか難しいですが・・・ｗ

■主人公交代と宣伝したものの・・・
いっそのこと旧キャラは一切出さなかった方が良かったように思います
旧キャラ一部だけ出すと、出ていないキャラの現在が気になってしまうし。
■トリックの矛盾
もはや毎作の恒例行事っぽいところはありますが
今回も（特に3話）随所におかしい所、突っ込み所が満載です。
まぁそれも含めて逆転裁判の味と言ってしまえばそうなんですがｗ
■検事の存在感
ネタバレ回避の為あまり詳しく書けませんが
旧作の検事のイメージとは今回結構な違いを感じます。
それが良い方に出る事もあったのですが、個人的には物足りなさを感じました。
■裁判員制度
取扱説明書にも書いてあるのですが
裁判員制度の話はやや蛇足気味というか無理矢理な感じでした。
制作サイドの大人の事情で盛り込まなければならなかったようですが
正直違和感を感じてしまうところが多かったです。

COMMENT

熱狂的な旧作ファンの方には正直お勧めしません。
「蘇る?」から始めた人や旧作に過度な思い入れの無い方、
逆転裁判シリーズをやった事無い方には問題無くお勧め出来る作品だと思います。

今回は「旧作から新シリーズへの繋ぎ」的な作品だったと思います。
新作の逆転裁判4というよりも「逆転裁判3.5」と言った方が良いのかもしれません

「多くの謎を残して次回作に」という点では
映画で言えばマトリックスやバックトゥザフューチャー、パイレーツオブカリビアン
等、シリーズモノ映画の2作目に感じたようなモヤモヤ感は残ります。

いずれにせよ次回作に期待したいと思います。
なんだかんだ言われてますが、やはり逆転裁判シリーズは面白いです。