NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・ある意味当然ですが、GBA三部作に比べると背景やキャラが格段に綺麗になっている。
・役回りは真宵と同じものの、思っていたよりみぬきのキャラが良かったです。

BAD/REQUEST

・「甦る」でもそうでしたが、セリフを送る際にタッチパネルが一瞬光るので目に悪い気が。
・「甦る」同様、画面内を調べる際に「画面下部のポイントを調べる→画面上部へ移って会話→再び画面下部へ」
　という流れのせいで非常にテンポが悪いです、移動のシステムもそうですがもう少し何とか改善を。
・人それぞれ印象は違うと思いますが、GBA三部作に比べると裁判時の曲があまりにも微妙でした、
　盛り上がらない、記憶に残らない、淡々としているetc、悪い意味でしか印象に残りませんでした。
・「突きつける」で人物ファイルを選べなくなったので、単純に難易度が低下したうえに、
　今までの、真宵に突きつけて「その人物の感想を聞く」という楽しみが無くなった。
・歴代検事と比べるまでもなく牙流弟はあまりにもキャラが薄かったです。
　単純にキャラが薄いだけでなく、衝撃を受けた際のダメージリアクションが無く、
　こちらが何か突きつけても「知ってたよ」といった反応をするので負かした感じがしない、
　挙句に、現実問題で考えればむしろ自然なんですが、検事として勝ちにくるのではなく
　真実を追い求めるタイプなので、検事というよりも王泥喜の協力者だったのが残念です。
　人間的には非常にイイ性格で好感が持てるんですが、検事としてはあまりにも薄かったです。
・成歩堂の扱いが酷いを通り越して邪悪。
　キャラが違うと言い出せば、確かに3で登場した大学時代の成歩堂も弁護士時代とは性格が違いましたが、
　「○○の出来事があったから性格が変わった」というよりも「豹変」してるのが残念でした。
　ただでさえ嫌な性格になってるのに、劇中に用意されている弁護士時代の回想時でも
　相手を見下した描写が見受けられたりと、完全にキャラが変わってしまってます。
・「甦る」から数年経過してるとはいえ茜のキャラがあまりにも変わってるのが残念。
・悪い意味で伏線や謎を残したまま終わってしまってる。
・動機の判明しないキャラや、○話をプレイした後に○話をプレイ、といった具合に
　クリア後に再度プレイすると言動のおかしいキャラが居る。
　というよりも「言動がおかしい」というレベルではなく、辻褄合わせとしか思えない行動が目立ちすぎます。

COMMENT

非常に好きだったシリーズで、3年ぶりの新作となるこの4は期待していただけに、
正直今回のあまりにも微妙な結果には残念でした。
過剰な期待をしていた、というのもあるんですが、今回の主人公である王泥喜も、
要所要所で「発声練習を?」とは言うものの何せDSなので声の大小は分からないわ、
周囲のキャラから時折「赤い人」と言われるも全くそんな印象は受けなかったり、
果ては一人称が「ぼく」から「オレ」になっただけで成歩堂と何も変わっていなかったり、
主役のキャラが既に立ってないという以上に、今回はキャラ設定からして外してる箇所が多かったです。
成歩堂もむしろこんな扱いだとGBA三部作をプレイした人に対する裏切りとも取れる状況ですし、
何故成歩堂がこんな事になってるのに○○は何もしなかったのか、××は何も思わなかったのか、
という箇所の説明が一切なされてなかったりと、色々不満ばかりが残りました。

好きだったシリーズだけに今回の結果は非常に残念です。
5に期待したい…と言いたいところなんですが、正直もはや挽回のしようが無いところまで来てる気がして残念です。