Nintendo3DS mk2 :: 【3DS】レイトン教授VS逆転裁判レビュー

レイトン教授VS逆転裁判レビュー

発売元	レベルファイブ（オフィシャルサイト）
発売日	2012/11/29
価格	5,980（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク
タギングトップ3
タイトル概要	ナゾトキ・法廷アドベンチャー

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	4pt	4pt	4pt	2pt	1pt

総合点
74pt

GOOD!

-異例の魔女裁判
指紋などの科学捜査系の証拠が使えないのでいつもとは一味違う雰囲気の裁判が楽しめます。

-アニメ動画
随所に挿入されているアニメシーン。
かなり数が多いです。
製作発表から発売までに時間かかりまくってるだけ有って作画もよし。
クリア後のギャラリーモードで視聴可能。

-コイン／ヒント
探偵調査画面で街中に隠れてるコインを集めることでパズル／裁判でヒントがもらえる。
レイトン側の要素みたいだが裁判にも使用できるので詰まった時に便利。

-ＢＧＭ
ＶＳverのアレンジ曲多数。
双方ともに雰囲気にマッチした名曲ぞろい。
クリア後のギャラリーモードで視聴可能。

-探偵パート
察するにレイトン準拠の仕様のご様子。
場所移動は全体マップで遠くの目的地にもすぐ直行できるので逆転シリーズよりも楽。

-裁判パート
ほぼいつも(1.2.3)のノリの逆転裁判。
今回の新要素は証人を複数同時に尋問することにより発生する、証言の矛盾を「といつめる」コマンド。
証人Ａの証言中に証人Ｂが「え？／ん？」などの反応をもらすので「今の証言を聞いどう思った？」→「俺が事件現場で見たものと違う！」といった具合に証言のスキを見破って論破する。

-ダブルチーム
レイトンとナルホドとで別行動になることが多く、交互に視点が切り替わって話が展開していく。

BAD/REQUEST

-セーブ不可
マップ画面／パズル中／調査画面会話中はセーブ不可。

-コイン／ヒント
パズルのほうはヒントがショボイ。
詰まり易いのは「難しいポイント」であって「簡単なポイント」ではない
ヒント１?４まであるが簡単なポイントのヒントから順に出してくるので、いざ必要なヒントはだいたい４だけだったりする。
結局ヒント１つのためだけにコインを５枚(ヒント４は２枚必要)消費するはめになる。
また、ヒントが全く無意味なフェイクの場合すらある。

-ボイスキャスト
タクシュー声に慣れてるとイケメン俳優を使ったナルホド君の技量＆やる気皆無の棒読み声が際立って酷い。
二次元ではない実写映画だからこそ許されるキャストであって、そのままゲームのＣＶにつれてこられても困る。
顔が商売道具の門外漢に畑違いの声の仕事をされても･･･適材適所くらいはわきまえてほしい。
マヨイちゃんはいい感じなのだが。

-パズル
レイトン側の要素。
全７０問登場し、バリエーションも多彩でユニークなものも多い。
しかし、話の腰を折られるのでテンポが悪く、わずらわしい。
「後で解く」を押せばキャンセルできるがナゾトキを挑まれる会話の時点では「する／しない」を選択できない。
説明画面の後の回答画面に切り替わってからキャンセルをタッチしなければならない。
説明画面の説明も簡潔を通り越して言葉足らずで要領を得ない意味不明気味。
まったく興味がない要素なのでただただ、苦痛だった。
大半はキャンセルできるがキャンセル不可で逃げられない場面もある。
途中セーブ不能な強制三連戦も数回ある。

-人物ファイル／本名
偽名を名乗ってるキャラの本名が判明する前なのに判明後のデータに上書きされてる。
バグですかそーですか。

-レイトン・探偵パート
カーソル移動が基本的に十字キー非対応。
スライドパッドはなぜかカーソルの移動距離が飛びすぎてドット単位の近距離移動が出来ない。
軽く押しただけで数ミリ程度動く。

精密な動きが不可能な仕様のため、たかがカーソル移動のためだけにイチイチタッチペンに頼らざるを得ない。
タッチペン握ったままＡＢボタンは押せないので当然、会話/調べる等の操作もタッチペンでダブルクリック。
こういう利き腕一本にすべての操作を負担させるのは腕が無駄に疲れるから長時間前提のゲームでは困るのだが。

コイン探しも十字キー不可のため焦点を当てづらくて苦痛。

-セリフ／バックログ／リセット
調査画面での街人との会話等のセリフがリピートできず、一回ずつしか聞けない。
レイトン／ルーク／ナルホド／マヨイの四人で最大４つセリフが一回ずつ出る形式。
バックログがなく、ソフトリセット＆ロードもできないので聞き逃すと再確認できない。

-逆転・裁判パート
既読スキップ不可で尋問のテンポ悪し。
上書きされたセリフ等を繰り返し確認するのがめんどくさくなってヒントでさっさと次へ行きたくなる。

ラストの「つきつける」証拠選択画面でのバグ表示。
なぜか人物欄の一箇所が無意味にブランクになる。
またこの人物ですかそーですか。

といつめるコマンド対応時に証猫がリアクション無しのため判りづらい。
証人の場合は「ん？」と発言するのでターゲット・タイミングが判別しやすい。

証人・犯人の言動が全体的に比較的大人しい。
オーバーなリアクションしながら、脂汗だらだらでの醜い悪あがきするシーンがほとんどない。
カットインでのトドメのセリフもない。

-ボイスギャラリー
一部のセリフはおまけのギャラリーモードで聞けるがチョイスがおかしい。
名言を集めたわけでもなくユニークなセリフを集めたわけでもない。
どうせなら没セリフ集とかのほうがよかったのに。

COMMENT

-その他／配信対応
追加エピソード／スペシャルギャラリーがある。
手順調べるのもめんどくさいからネット利用する予定はないが。

-総評
逆転裁判のみのファンには探偵パートがかなりつらい地雷の可能性が高いです。
主に脈絡の薄いごり押しじみたパズルのラッシュが原因で。
裁判パートはほぼいつもの逆転裁判なのでさほど問題はないでしょう。

プレイ時間：20時間以上30時間未満（クリア済）
chaosさん [2013/01/10 掲載]

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