NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・3D
賛否両論でしょうが悪くなかったです。
洋子君こそ、う～ん…という感じですが他は概ね良いですね。
神宮寺氏や今泉は超渋くてかっこいいです。
ただの立ちポーズでもゆらゆらしてるのは静止画とは全然違う印象でした。

・ゲーム性
シリーズ16作目で最もゲーム性は高かったです。
探索、TPS、チェイス、格闘が結構な頻度で挟まれます。
そのすべてが失敗するとゲームオーバーになり緊張感もあります。
ただ、結構な頻度なのでその分ADVパートが希薄になりがちなだけに「悪い所」にするか迷いましたが、一般的にはこの方が受けが良いかと。
個人的にも「灯火が消えぬ間に」のゲーム性よりは好きですね。

・声優
やはり神宮寺氏は小杉十郎太氏で決まりですね。
ただムービーシーンがかなり少ないのが残念です。

BAD/REQUEST

・ボリューム
まぁこれは全プレイヤー共通なことでしょう。
おまけ要素がほぼないのは論外ですが、それ以上に本編のボリュームが気になりました。
クリア時間は6時間程だったので今までとあまり変わりませんが、上記のゲーム要素で延ばされた感がかなりあります。
特にちょっとした脱出ゲームレベルの「探索」は全5回と回数も多く、さくさく進める難易度でもないので、この探索だけで合計1時間以上かかるのではないでしょうか。
さらに下記の全体的なノロさもあったので、これらがなけばクリア時間2～3時間のアプリレベルだったでしょうね。

・ノロい…
3Dなのはいいけど、そのせいで今までと違いすべてがノロいです。
「話す」だけでもいちいち表示されるキャラクターが入れ替わり、たった1秒程度のタイムラグですがそれが続くとテンポが悪く感じます。
メッセージスピードも遅くなった(変更不可)のも大きなマイナスです。

・キャラクターファイル
本作唯一のおまけ要素のキャラクターファイル。
全部で300以上もあり集め甲斐があるかと思いましたが、すれちがい通信限定キャラがいるとか…これを聞いた時点で集める気が一切なくなりました。
今からプレイし始めてもコンプできないおまけは不要でしょう。

・DB
なんですかあのオチは(笑)
与那国丈とDBは「灰とダイヤモンド」以降出てないと思ってたので意外でしたが、やはりあのコンビは好きになれませんね。
世界観も台無しになり不要です。

COMMENT

数ある神宮寺シリーズの中でも1、2を争う酷評らしく、黒歴史やら汚点やらいろいろ聞いて覚悟してただけに思ったより悪くはなかったのが本音です。
ボリュームのなさはFCレベルなのは大きな大きな問題ですが、本編のシナリオだけで見たらひどいわけではありません。
おそらく今まで通りのおまけがあったり、さらに本編も分岐なんかがあったりしたら全く違う評価になっていたかもしれませんね。
とはいえ全16作のシナリオの中では下位にあたるのでオススメ出来るのはファンのみでしょうか。
まぁゲーム性は上がり、グラフィックと音楽共にレベルは高いので初プレイでハマる人もいる可能性は秘めてるかもしれません。