NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

ジャンプ1つ（2段ジャンプ）のみという超単純操作でプレイできるアクションゲーム。
運が絡む要因が全くないので、死んで覚えていけば攻略の道が見えてくる。
短めのロードは入るものの、テンポ良く事が進められる。

テクノデザインで描かれたグラフィックはなかなか味わいがある。
自機を複数から選択できる。

BGMに関してもかっこいいテクノ中心で聴き応えあり。
ステージ別に専属楽曲が用意されているのも嬉しい。

BAD/REQUEST

ぶっちゃけ言ってしまうと露骨なまでに「チャリ走DX」を模倣したゲーム。
ちょっと似ているというレベルではなく、あからさまに真似している面が多い。
「チャリ走DX」自身がオーソドックスなジャンプアクションではあるが、それをそのまま亜流する発想が謎。

ステージ数がたったの6つしかない（1ステージあたりクリア時間は約2分）。
ソフトモードとハードモード（+）の差異が残機とアイテムの有無しかなく、ステージ内容は全く同じ。

ジャンプしか使用しないのに、操作性の悪さが目立つ。
ジャンプの強弱ができないので、操作の融通が利かない。
これにより、ちょっとした操作のズレでミス確定なんて場面が多発する。
しかも、各ステージの地形配置は超シビアで、イラつくミス連発を繰り返すハメとなる。

それだけならまだしも、明らかに自機が地面に足を着いているのに、
何故かジャンプ入力が効かない現象も多発。
少なくとも「チャリ走DX」では、こんなふざけた不備は存在しなかった。

この有様な難易度なのにハードモードが残機3、ハードモード+は残機1しかない。もちろん残機がなくなると即ゲームオーバー。
残機無制限のソフトモードですらもクリアが困難なのに、残機制にする必要はあったのだろうか?

グラフィックデザインは味わいがあるものの、背景が殺風景すぎて地味に見えてしまう

COMMENT

「人気作（チャリ走DX）の二番煎じを狙ってみたが、あらゆる面で劣化してしまった」というべき残念な一作。
単体のゲームとして見ても、難易度を無理やりに高くしてボリュームの薄さを誤魔化しているようにしか思えない。

私はソフトモードだけのクリアであり、他のモードはクリアできず。
というか、ハードモード（+）の無駄に過酷な環境ではクリアする気も起きないというのが本音だが