NintendoDS mk2 - ニンテンドーDSの参加型レビューサイト

GOOD!

・音楽。
　ミステリアスな雰囲気の楽曲郡はもはや芸術の域だと思う。
　ゲームとの雰囲気も抜群にあっているし、良い。

・声優陣
　この棒読みがたまらなく愛しくなってくる。
　逆にこの声優でないと受け入れられない。
　だから下手であればあるほど高い評価を下す必要があると思えてしまう。

・やや難易度が下がったナゾ。
　従来作に比べてナゾの難易度が下がった感じがする。

・日刊ナゾ通信。
　1年間、ニコリのパズルを毎日楽しめるのは素晴しい。
　このサービス精神には恐れさえ感じる。

BAD/REQUEST

・ナゾの内容が分かり辛い。
　何を解凍していいのか気がつきにくくなった。
　またヒントも分かり辛いものが多い。

・タッチパネル画面に調べたい場所が出ない。
　3DSの3D画面は上しかないので仕方のない仕様だと思えるのだが、
　やっぱり直感的ではなかった。

・シナリオ。
　とにかく整合性が取れていない。
　無理矢理つじつまをあわせてしまったため、みっともない結果に。
　最後の最後でいきなり「犯人は?」みたいな流れになっても……。
　え？　お前、どこで出てきたの？　って感じで。

COMMENT

ロンチタイトルで最も期待していたレイトン。
耳で楽しませる、という意味では非常に素晴しい作品だった。
またニコリのパズルを楽しめる日刊ナゾ通信は、
下手をすると同系のタイトル全てを脅かせてしまうレベル。
（1年間毎日配信されれば365問だもんな）

だがゲーム内容に問題が多く、ハードの特性上、
メインの画面を3Dに持ってこなければならなくなってしまい、
直感的に場所を調べられるというシリーズの強みを
手放すことになってしまった。

また、シナリオも今回は推理色が強いものだったというのに、
簡単に犯人が分かってしまうところが勿体無い。
犯人がどうやって最後のトリックを使ったのかの説明もないし、
最後の最後で唐突に登場するあのキャラクター等、
伏線もクソもあったところじゃないというのが本音か。

素晴しい部分も多かったものの、
残念な部分が多かったのも本音。
続編をにおわせるムービーで締められていたが、
あのような雰囲気の続編になるのであれば、
プレイをしようという気が起きなくなるな。