Nintendo3DS mk2 :: 【DS】ヘラクレスの栄光〜魂の証明〜レビュー

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【DS】ヘラクレスの栄光〜魂の証明〜レビュー

発売元	任天堂（オフィシャルサイト）
発売日	2008/05/22
価格	4,800円（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	ファンタジーRPG

スコアボード

総合ポイント: 68
難易度: 2.21
レビュー数: 48

スコアチャート

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90-100

【60点以上】
77.1%
【標準偏差】
11.96

ユーザーレビュー

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■ 331人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	3pt	4pt	4pt	3pt	1pt	2pt

総合点
61pt

GOOD!

【音楽】
　曲も良かったが、何と言っても音質が。
　最近の携帯機向けソフトでは結構音質の悪いゲームが増えているので、この点に関しては好感触。

【熱中度】
　戦闘システムのもどかしさはあるものの、ストーリーでぐいぐい引っ張っていってくれる為、特に終盤の謎が解けていく部分での吸引力が強い。
　大半の場所でセーブが可能であるにもかかわらず、ついつい先が見たくなり、止め時を失って寝不足に…。

【ストーリー】
　上でも述べたが、兎に角終盤が面白かった。
　笑いあり涙あり、良い意味で色々と期待を裏切ってくれた。
　いい加減物語のパターンが出尽くした感もある昨今で、プレイヤーの予想の裏をかくのは難しいだろうに、それを見事にやってのけて。
　中盤までプレイできた方は、頑張って最後までプレイして頂きたいです。

【キャラクター】
　兎に角キャラ立ちしている。
　そのせいもあり、主人公の影がやや薄いのは気になるところだが。

BAD/REQUEST

【快適さ】
　これについて書かれている方は多い様で。
　兎に角戦闘時の処理が全体的に冗長。
　特に魔法での全体攻撃時に顕著で、これにアビリティが発動すると、もうやってられない感じ。
　味方がダメージを受ける時はただでさえ不快なのに、一人一人アビリティ発動→ダメージ表示、の繰り返し。
　終盤は敵も全体攻撃してくることが多いので、ストレスが溜まって止めたくなること請け合い。
　ストーリーがこれで駄目駄目なら、正直クリアできてなかったと思う。
　ストーリーが良いから救われているが。
　魔法やスキルの強化が出来るのは面白いが、ボタンで操作している身としては、わざわざタッチペンで入力するのが面倒でもある。
　ボタンでもやれたら良かったのに。
　お任せモードにも出来るが、それを選択するにも一々タッチペンで選択しなければならないのには疑問。
　オプションで常にお任せにすることが出来れば良かったのだが。
　上記にもちょっと被るが、後チュートリアルがとても丁寧。
　丁寧すぎる上、ボタンでも出来る操作をタッチペン強制入力だったり、2周目にも一々チュートリアルやらされたりと、非常に鬱陶しい。
　兎に角ゲーム全般に渡って、無駄にタッチペン入力を強要されるのがちょっと…。
　後、時折挿入される【セーブ不能】なダンジョン・連続戦闘はちょっと頂けなかった。
　10分や20分の話ではなく、2時間とかセーブできないこともあるのは問題あり。
　何処でもセーブできるのでなければ気にはならなかったかも知れないが、そのつもりでそう言うダンジョンに突入してしまうと、気付いた時に泣きを見る羽目に。
　携帯機で2時間セーブできないと言うのは、携帯機の特徴を殺してしまっているのではないだろうか。
　また、フィールドでの移動速度が無駄に遅かったりと、兎に角色んな点で快適性は低い。

【テキスト】
　ストーリーは良いしキャラ立ちしているしで、概ね悪くないのだが、何故か時々やたらと酷いテキストと展開が。
　何故こんなに無理矢理・強引な展開になる時があるのだろうかと、唖然としたことも…。
　同じ展開でも、テキストが違えば全然雰囲気も変わる。
　もうちょっと上手いやり様があるのではないか、と思うことも多々。
　ストーリーが良いだけに残念。

COMMENT

　概ね【名作になり損ねた】ゲーム、と言った雰囲気。
　戦闘も演出の冗長ささえなければ、エーテルのやりくりや、オーバーキルを考えたりと、色々と楽しかったのだが。
　どうにも他人には勧めづらいゲームかも。
　やり込み要素もアイテムコンプくらいしかなく、スキルや魔法の取得に隠しネタがある訳でもなく。
　一本筋のゲームという印象は強いが、お使いや横道が嫌いな人には良いかも知れない。
　欠点部分を改善しての次作に期待したいところ。

　余談だが、イピクレスの辞典のラストの一文には泣いた。
　こう言うところがあるから、悪いゲームとも言い難い。
　良作ではあるんだが…。　

プレイ時間：30時間以上40時間未満（クリア済）
べんちゃんさん [2008/06/17 掲載]

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■ 329人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	4pt	3pt	3pt	3pt	2pt

総合点
67pt

GOOD!

○物語り
伏線の張り方と回収の仕方が秀逸。伏線や謎の答えが分かるヒントが与えられたら、サクっと種明かししてくれます。プレーヤーがもう答えに気付いているのにそのネタで引っ張ってイライラさせる様な事がありません。

○登場人物
かなりアクが強く濃いです。余り他の作品では見ないキャラ造形がなされています。

○音楽
曲自体はそれほど種類がない（？）感じですが、その分一曲一曲の質は高いかと。

○世界観
神話の中の神々の存在や、独特の不条理さをうまく表現出来ているとおもいます。

○オープニングアニメ
曲と映像が合っているし、物凄く質が高く滑らかに動きます。登場人物の見せ方がうまく「この人はどう物語りにからむのか」という作品への期待を高めます。

○神話がモチーフ
神話好きはニヤリとする小ネタがちょこちょこあります。余り、そこに期待し過ぎるとがっかりしますが。

○キャラクターデザイン
アニメ絵ではない、媚がない絵柄が個人的にすきでした。

○淡白さ
イベントが非常にあっさりしていて、さらっと進んでいきます。最近の作品はキャラがくどく、媚が強いものが多いので、新鮮でした。

BAD/REQUEST

○世界観
神話の世界観はうまく表現出来ていますが、現在の価値観で見ると、やや特殊な価値観を持った様な人物達は微妙に違和感を覚えるかもしれません。若干、不条理さがあったり。
逆に神話好きからすれば、物足りなさを感じる部分も多いです。

○展開
期待を裏切る展開が嫌な人には向きません。特に恋愛関係。

○クリア特典
微妙です…。１０年前の作品なら許容出来ますが、最近の作品なら音楽鑑賞モードくらいは欲しいところ。

○自由度
物凄く低いです。話が進行すると、前に行った村や町には行けなくなります。

○戦闘
一回当たりの戦闘時間が長く、動きも遅くて、イライラする人はイライラします。

○船の移動
はっきり言って個人的に一番ストレス溜まったのがコレです。船で移動する度、あほみたいに５?６回の雑魚戦（しかも結構強い）＋ボス戦をやらされます。船で移動する時は道具をがっつり用意して、連戦を覚悟しておきましょう。

○淡白さ
演出過剰も嫌ですが、ここまであっさりしていると物足りなく感じる人も多いと思います。

COMMENT

王道なのに王道ではない作品。矛盾した言ですが、やれば分かります。

淡白で媚がないのは、最近キャラゲーＲＰＧが多いのにうんざりしている人には嬉しいでしょう。反面キャラに期待する人には物足りないでしょうね。
キャラがいて話があるというより、話にキャラがくっついている感じでした。

出来はかなりいいので、公式ＨＰを見て惹かれるものがあったら、やって損はないです。

プレイ時間：30時間以上40時間未満（クリア済）
燕さん [2009/03/02 掲載]

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■ 367人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。