【DS】メタルマックス3 レビュー
発売元 | 角川ゲームス(オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010/07/29 |
価格 | 6,090円(税込) |
レーティング | 【B】12歳以上(CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(通常版 / 限定版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | RPG |
スコアボード
ユーザーレビュー
ソート(デフォルト:ALL)
■ 401人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
75pt
GOOD!
名前をようやく取り戻しての久々のナンバリングタイトルがリリース、もうこれだけでも私の様な1作目からの熱狂的なファンは感激です。
今回新たに導入された(又は復活・進化させた)要素は総じて良いですね。
車両ではバイクの導入、これは人間武器も使えますのでソルジャーなどが戦車などより能力を活かしやすくなりました。
人間武器装備は3種類まで装備可能、これで単体攻撃に強い・全体&広範囲に強い武器など使い分けが出来て非常に嬉しい要素です。
そして何と言っても自由なパーティー制度、従来のハンター、メカニック、ソルジャー、犬以外の職業が登場、レスラー、アーティスト、ナースが追加され、自由に選んで(入れ替え可能)パーティーを組めますし、それぞれ特技で様々な特徴があります。
序盤こそ行く道は限られてますが、その後は相変わらず自由度が高いです。
戦車の改造、レアアイテムの入手、クエストなどやり込み要素も非常に高いと思います。
BGMも懐かしい曲が多々採用されており、新BGMも含めてホノボノしたものも有り良いですね。
BAD/REQUEST
ややバグが見受けられます。
自分は幸運にもあまり遭遇しなかったのですが、バグ・フリーズ的な報告はある様ですが、戦闘スピードを少し落としたりなど対策はあるので、それ程重度な問題でも無いですが。
店での売り買いがちょっと不親切な感じがしました(特に人間装備)。
一番の不満は戦車(車両全般)における改造の分岐制度ですね。
メタルマックスと言えば自由な改造もその一つ、今回は穴の改造がパターン分岐制度になり、ややこの辺りが自由度を失ってしまった感があります。
特に固定武装(便利で威力が高いのもありますが)などでフリー穴を失うパターンが痛いですね。
戦車はこういう物に縛られずにもっと自由にやりたかったし、やり直しも出来ると尚良かったのですが。
それとやや街が少ない気がしました。
序盤?中盤まではそれなりですが、後半エルルース到着以後は、これといった大きな街が無く、あまり買い物などの楽しみが無くて寂しい感じでした。
ドッグシステムで行ける所も何故か登録されない場所があり、アクセスが非常に不便な場所もあるのがマイナスですね。
難易度は普通にしましたが、今回賞金首さん達は総じて強めで、出現地域近くで手に入る武装では中々難しい敵が多いので後回しになりがちです。
パーティー編成では主人公は外せなく、もう一つの枠は犬なので他は人間二人しか入れられないのはちょっと残念。
折角新しい魅力的な職業も増えたので3人くらい入れたかったですが、この辺りはDSと言うハードでは難しい所でしょうか。
COMMENT
自分はFC1作目からの大ファン(1、2、R、PS2版サーガ体験済み)で今回も十二分に楽しませてもらいました。
好きだからこそ出る不満・要望点もありますが、良い部分が上回っているので兎に角面白かったです。
何かSFC時代のRPGをやってる感もあり、懐かしさと「昔のRPGってこんな名作多かったよな?」と思う所もありました。
今回から始める方は逆に新鮮な気持ちでプレイ出来ると思うのでお勧めです。
何かとぼけた?様な口調の街の人々なでも非常にメタルマックスらしい要素です。
Wiiでの過去作の配信もあり、今後の新作も非常に楽しみになります。
普段DSはあまりプレイしない自分でも既に150時間以上プレイし続け、いまだにレアアイテム集めなどやっておりますのでやり込み要素も高いし、ナンバリングタイトルに恥じない傑作だと思いますので素直にお勧めです。
自由度の高さは勿論、RPGが本来持っていた基本的な冒険する事の楽しさを久々に堪能させてくれた作品でした。
オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 5pt | 3pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt |
71pt
GOOD!
メタルマックスらしさを大事にしつつ正統進化を狙った感じ。
良くも悪くも保守的な作りで、そこを評価するか批判するかは人それぞれか。
過去作と比べてはっきり強化されているのは、主にシステムとグラフィックの2点。
パーティ編成や戦車強化の自由度が高まって育成の楽しみは大幅に増している。
戦闘は現代のRPG相応に要素が複雑化して戦略性が増した。
雑魚戦はテンポ良く、ボス戦はキツめのバランスになっている。
過去作では直前の街で装備を揃えていればボス戦でもまず負けなかったのに、
今作では中盤以降の賞金首は簡単に勝たせてくれない。
ボスごとに対策を練らなくてはいけない程の手応えはシリーズ初だ。
アイテムは相変わらず豊富。
ジョークアイテムの数々は世界観の構築に一役買っている。
さらに今作はレアアイテムに☆の数があり、
微妙な性能差が付いたことでより収集欲を刺激されるようになった。
グラフィック関連のスタッフは良い仕事をしている。
まず戦車の2Dドット絵が入魂の出来栄え。
戦闘時のエフェクトはテンポの良さと爽快感があり、敵側もニョリニョリ動く。
ポリゴンを使っているのはスタータス画面の戦車や一部の建造物くらい。
周りから浮かないところに限定してローポリを上手に取り入れている。
カクカクのデフォルメ3等身キャラが見づらくなっただけの3Dダンジョンを…
みたいな、スクエニ系低予算リメイクRPGテイストを避けたのは絶対に正解。
末期のDSでグラフィックに好印象を抱かせるのは大変なこと。5点。
それから特典の漫画と設定資料が意外に良かった。
山本貴嗣の感性はメタルマックスの世界観に欠かせない、
というかメタルマックスそのものなのだと思った。
BAD/REQUEST
登場キャラやシチュエーションの多くは既視感を覚えるものが多数。
シリーズのファンを大切にするのは良いことだが、
過去をなぞるだけでは思い出と比較され続けてしまう。
エンカウント率の高さは如何ともし難い。
ファミコン時代には良くある…どころか当時より酷く感じるのは歳のせいだろうか。
どれくらい酷いかというと、ドッグシステム(ルーラ)で街の数歩手前に飛んだ時、
そのわずかな隙間を歩いただけでエンカウントしたりする。あんまりだ。
逃亡の成功率が高いのは救いだが…。
その他不満点
・テキストとBGMは過去作と比べてキレが無い(クシアタのプータイは良い)
・一部のダンジョンだけ構造が妙にややこしく、エンカウントにイライラ
・戦闘モードA?Eの説明がゲーム内にも説明書にも無い
・今作のラスボスは1や2と比べてバックストーリーに魅力無し
・本筋のストーリー絡みで分かりにくいフラグがあり、詰まりやすい
・エンターブレインのギャルゲーとタイアップ
COMMENT
1,2,Rはリアルタイムでプレイ済み。サーガ等の亜流は未プレイ。
今も昔もDQ的世界観に反発したゲームがDQより面白いことはまず無いのだが、
本シリーズは異色の変化球RPGとして成功を収めた数少ない例だ。
データイーストが潰れて死蔵されていた版権がこうして日の目を見たのは喜ばしい。
「SFC以来久々に復活しました」系RPGというのは実は結構な地雷候補だったりする。
方向性を勘違いしたり、安く小さく作ったりして失敗するケースは少なくない。
そんな中にあって本作は不満点こそそれなりにあるものの、
ナンバリングの続編として一先ず納得できる内容ではあった。
この手のタイトルでは幸せな復帰が叶った方だ。
次回作があるならエンカウント率とエンターブレイン率は控え目にして下さい。
発売スケジュール
- 2017/07/20
-
レイトン ミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀
- 2017/07/29
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2017/08/03
-
大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-
サイト情報
- 2020/12/01更新 (2020/11/31投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 忍列伝
- 2020/08/31更新 (2020/08/30投稿分まで掲載)
-
チャリ走 DX
- 2020/08/24更新 (2020/08/23投稿分まで掲載)
-
星のカービィ ロボボプラネット
- 2020/08/21更新 (2020/08/20投稿分まで掲載)
-
PROJECT X ZONE
- 2020/08/09更新 (2020/08/08投稿分まで掲載)
-
ハイキュー!! Cross team match!
偽りの輪舞曲
遊戯王 ナイトメアトラバドール
- 2020/07/21更新 (2020/07/20投稿分まで掲載)
-
初音ミク and Future Stars Project mirai
電波人間のRPG
ハココロ
トモダチコレクション
- 2020/07/12更新 (2020/07/11投稿分まで掲載)
-
3次元エアホッケー
- 2020/07/08更新 (2020/07/07投稿分まで掲載)
-
メタルマックス4 月光のディーヴァ
世界樹と不思議のダンジョン
牧場物語 キミと育つ島
たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに
1500 DS Spirits Vol.10 囲碁
- 2020/07/05更新 (2020/07/04投稿分まで掲載)
-
New International ハイパースポーツ DS
- 2020/06/26更新 (2020/06/25投稿分まで掲載)
-
NARUTO -ナルト- 疾風伝 最強忍者大結集5 決戦!“暁”
- 2020/06/14更新 (2020/06/13投稿分まで掲載)
-
Hey! ピクミン
いきものづくり クリエイトーイ
解放少女
RPGツクールDS+
イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー
レーダーウォーシリーズ 軍人将棋
スティッチ!DS オハナとリズムで大冒険
たまごっちのプチプチおみせっち
- 2020/06/11更新 (2020/06/10投稿分まで掲載)
-
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
エースコンバット 3D クロスランブル +
だるめしスポーツ店
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
みんなのポケモンスクランブル
ルーンファクトリー 新牧場物語
ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊
わがままファッション ガールズモード
ダン←ダム
- 2020/06/10更新 (2020/05/20投稿分まで掲載)
-
真・女神転生IV FINAL
探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK
ポケモンピクロス
とびだせ どうぶつの森
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
新 絵心教室
トモダチコレクション 新生活
1500DS spirits Vol.2 将棋
ウィッシュルーム 天使の記憶
探偵 神宮寺三郎DS 伏せられた真実
探偵 神宮寺三郎DS きえないこころ
ディズニー・フレンズ
- 2020/03/06更新 (2020/01/03投稿分まで掲載)
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G.Gシリーズ 超ヒーロー皇牙2
閉ざされた病棟 -DEMENTIUM II-
直感ヒトフデ
デジモンストーリー サンバースト/ムーンライト
レイトン教授と不思議な町
- 2019/12/31更新 (2019/12/30投稿分まで掲載)
-
ドンキーコング リターンズ 3D
ぷよぷよテトリス
真・女神転生 STRANGE JOURNEY
HOSHIGAMI
- 2019/10/29更新 (2019/10/28投稿分まで掲載)
-
ゼノブレイド
- 2019/09/29更新 (2019/09/28投稿分まで掲載)
-
デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編
- 2019/09/10更新 (2019/09/09投稿分まで掲載)
-
アッコでポン!イカサマ放浪記
- 2019/09/07更新 (2019/09/06投稿分まで掲載)
-
Girls Mode 4 スター☆スタイリスト
- 2019/08/18更新 (2019/08/17投稿分まで掲載)
-
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
- 2019/08/07更新 (2019/08/06投稿分まで掲載)
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NARUTO -ナルト- 最強忍者大結集4DS
- 2019/08/02更新 (2019/08/01投稿分まで掲載)
-
パズドラクロス 神の章/龍の章
スローンとマクヘールの謎の物語
GOOD!
■他に類を見ない世界観
端的に例えると北斗の拳、マッドマックス、ブレードランナー、ターミネーター4といったところの世界観。ファンタジー系の作品が多いRPGの中でも良い意味で異色作。バイクとタバコといった男臭さの中にもジョークがふんだんに入っているものも好感が持てる。あくまでゲームなんだという制作側の意思と自信が伝わってくるのが素晴らしい。
■脅威のドットグラフィック
最近のゲームは制作側の都合で3D描写が多い中、よくぞここまでドットを書き込んでくれたと思うような2Dグラフィック。雑魚キャラ一体でも動きに個性があり、世界観の構築に一役買っている。
特に賞金首などの主要キャラの動きは秀逸で、攻撃パターン1つ1つが異なる動きをするので見ていて飽きない。
■やれること、やらされることのバランス
主人公の生い立ちをめぐる、いわゆるストーリーと言われるイベントと、自ら選んで(選ばなくてもいい)進めるイベントとのバランスが良い意味で放任的。適度な背景は語られるものの、後はNPCの会話やアイテムの名前や効果などで勝手に補完してくださいというような作りになっている。ロールプレイに浸る上で大事な要素だが、良いバランスで作られていると思う。
■戦車のカスタム要素
自分だけの●●という、ロールプレイの必須条件を戦車という乗り物で満たすことができるというだけで満足。改造などで威力を底上げできたりするので、人とは違う乗り物に仕立てたりすることができるし、戦車自体もバイクやバイオタンクなど個性のあるものが多数あるので良い意味で悩むことができる。現実世界で車を所有している人には説明する必要もないと思うけれども。
BAD/REQUEST
■バグの多さ
色々人の話に耳を傾けてみるとフリーズやオブジェクトにハマって出られないなど、しょうもないバグが起こるらしい。個人的には30時間プレイして一度もそういった不具合には出会っていないが、金属探知機を使っていたりすると処理速度が落ちたり、MAP移動中に行く先の画面がブラックアウトしていたり(十字キーを離すと描画が追いつく。離して0.2秒ぐらいで元に戻るのでそこまで気にならないが)することはあった。
■音源がDSに適してないのでは
多数意見が出ているが「軽い」。特にもっとも聞かされることになる通常戦闘の音楽だが、なんとも間延びした抑揚のないものに仕上がってしまっている。冷血クランとの戦闘音楽がなかったらこの分野の評価は最低点を付けていただろう。
■インターフェイスの難
戦車の乗り降りのコマンドが使いづらい。無駄にボタンを押す回数が多すぎるのでこれは次回にでも改善してほしい。また、戦闘時の特技なども説明表示してくれるとありがたかった。
■キャラデザインの妙
これは人それぞれ好みがあるので一概にどうこうと言う話ではないのは分かっているが、個人的に言わせてもらうならば世界観とのギャップを少し感じる。具体的に言えばナースが衛生兵的な雰囲気でないことと、ソルジャー男に『ランボー』のスタローン的男臭さ、ソルジャー女に『エイリアン2』のバスケス的かっこよさが足りない……といえばわがままになるのだろうが。
アーティストが紅一点的な役割をもっているように見えたので、上記の2職種に関しては見た目に差をつけて欲しかった。レスラーは◎。
COMMENT
近年の押し付けがましい自称RPG(●騎士物語やうんたらファンタジー)の制作者にも見習って欲しいと思う出来栄え。グラフィックを3Dにしたところでゲームが面白くなるのか?という疑問に対して、「これならどうだ」と応えてくれた作品のひとつ。
自由度も去ることながら、この独特の世界観に没頭することの楽しさは他のRPGに例えられないものがある。
フォールアウト3のような似て非なる作品もあるだろうが、よりロールプレイに浸れるという意味でのオリジナリティがメタルマックス3にはあると思う。
惜しいのはBGMの類。これだけの良作品にふさわしくない通常戦闘の音楽は聴くに耐えがたい。MAP移動での音楽◎、ボス戦◎、通常戦闘×…なんでここだけ転んでしまうのか…。
あとはバグやらの管理部分。ひとつ間違えば不良品呼ばわりされてもおかしくないので次回作があるのであればそこにもパワーを注いで欲しい。